こちらの記事でも触れていますが、今週はキュレーションメディアにとってとても大きな転換点、激震が走った週となりました。
今まで一部の層以外から特に問題とされて来なかった多くのサイトが槍玉にあげられ、発端となったWELQ以外の同タイプのサイトもいくつか記事を削除したり、あるいはサイト自体を一旦閉じたりと大きな騒ぎになっています。
しかし、これは対岸の火事ではありません。
情報の扱いを間違えると、全てこうなる可能性をはらんでいるのです。
もちろんウソやいい加減なことを書くのは論外といたしまして、では、正しく外の情報を紹介するにはどうしたら良いでしょうか。
「情報を引用する」という方法
自分以外が公開している著作物を無許可で勝手に掲載、使用することは著作権法によって禁じられています。しかし、例外がいくつか存在します。
主に教育関連や個人利用にとどまった場合の例外が多いのですが、「記事の引用」という形であれば、他人の著作物を利用することが認められています。
こちらが該当部分です。
第三十二条
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
2
国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広報資料、調査統計資料、報告書その他これらに類する著作物は、説明の材料として新聞紙、雑誌その他の刊行物に転載することができる。ただし、これを禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。
(平十一法二二○・2項一部改正、平十五法一一九・2項一部改正)
公益社団法人著作権情報センター CRIC 該当ページより引用
http://www.cric.or.jp/db/domestic/a1_index.html#032
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
2
国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広報資料、調査統計資料、報告書その他これらに類する著作物は、説明の材料として新聞紙、雑誌その他の刊行物に転載することができる。ただし、これを禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。
(平十一法二二○・2項一部改正、平十五法一一九・2項一部改正)
公益社団法人著作権情報センター CRIC 該当ページより引用
http://www.cric.or.jp/db/domestic/a1_index.html#032
この例外により、明示的に禁止されていない情報の引用は行うことが可能です。
また、第四十八条(出所の明示)により、一般的にWEBページで引用を行う場合には、出典元のサイトやURLを明記し、そのページへ移動ができることが望ましいとされているようです。
ただ記事を引用すればいいわけでは…
しかし「じゃあ出典元とリンクだけあれば丸ごと持ってきても良いんだ!」とはなりません。
あくまでも「引用」目的であることが求められます。
ざっくりとどのような状況が「引用」とみなされるかというと、
「公表されている著作物に対し、公正であり、目的上正当な範囲内で、引用部分と主題に明確な主従関係があり、引用部分が明示されていて、引用自体に必然性があり、出所が明らかであること」
が条件になります。
つまるところ、「自分が書いた本文を主として、それの補足や参考資料として引用物がある」という形式を取っていなければ引用とはみなされません。
丸ごと持ってきた場合は、ただの記事の剽窃という扱いとなり、違法となります。
例えば、この記事内のような引用は、
「引用について説明するため法的な根拠を明示することが必要で、記事の補足として出典元を明記しつつ引用範囲を明示している」状態のため、問題なく引用として成り立っています。
信頼度を消費する形で記事を書いてはいけません
ホームページを制作するにあたって、いくら一見良い記事があっても、
「内容をコピペして検索したら、同じ文章が違うサイトから出てきた!」などと周りから言われてしまっては、全て台無しです。
一般論として同じ結論しかありえないような情報であっても、ご自分の言葉で書かれることが何よりも重要です。
それは、法的な問題だけでなく、独自性のある記事としてSEOの補強にもなり得ます。
大変ではありますが、こういった積み重ねが記事の信頼度を確保し、検索対策になるのです。
弊社は、時にはお客様へそういった独自の原稿を要望としてお出しすることもございます。
しかし、本当にこういったお客様の生の文章というものは唯一無二、それだけ貴重なものでもあります。
もちろん、記事内容のご相談やアドバイスなど、きっちりとお付き合いさせていただきます。
ホームページを通じて伝えたいこと、広めていきたいことがあればぜひご相談下さい!
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