「これまで専門のホームページ制作会社へサイト運用を委託していたが、自社運用への切り替えを検討している」といった場合、実は想像以上に課題があります。例えばHTMLの場合、簡単な修正変更でもタグ等の記述に関する知識を要したり、比較的容易に更新可能なWordPress等 CMSを導入していてもバージョンアップやセキュリティ対策の問題等が出てきます。
また費用面でもドメイン・サーバ維持費の他、HTMLではDreamweaver等のホームページソフトが、画像加工等を行う場合はPhotoshopといった専門ソフトウェアに関する費用がかかってくるため、想定以上に労力とコストがかかります。もし今後 本格的に自社内でのHP運用をご検討される際は、本日掲載する7つの課題について予め検討されるのをお勧めします。
自社内でホームページ運用を行う際の7つの課題
では具体的にホームページを自社運用する際の注意点について、具体的に解説していきます。
課題1:HTMLやFTP、HPソフトウェアに関する知識が必要
近年、比較的容易にページ更新が可能なCMS(WordPress等)が増えていますが、それでもHTMLにてホームページ制作を行うことがまだまだあります。
ホームページは「HTML」というプログラム言語でできており、簡単な修正・変更でもタグ等 記述に関する専門的な知識が必要となります。またこれに伴い、ドリームウィーバー等 HP作成/編集用のソフトウェアも揃えなければなりません。
他、最終的に修正更新作業を行ったデータをサーバへとUPするため、FTPに関する知識も要します。
課題2:レイアウト崩れ等 表示問題
「ページ変更を行った際、何故か全体的なレイアウトが大きく崩れてしまって…直すことはできませんか?」といったご相談を当Blogをご覧いただいた方から、よくご相談いただきます。HPはWordやExcelといったOffice系ソフトと異なり、プログラム言語でできているため、ちょっとしたソースの記述ミスにより サイトが破損するリスクがあります。
以前 弊社クライアントで1年間自社運用を行い「予想以上に運用が大変だったので、やはり再度運用をお願いします…」といったお話をいただき、運用データを拝見した所 1年の間に多数の破損やエラー部分ができてしまい、正常データへと戻す必要工数として予想外の費用がかかった…というケースが実際にありました。
課題3:セキュリティ対策の問題
当社ではお客様のホームページ・使用サーバについて、極力ハッキング等のリスクの無いよう定期的なソフトウェア/プログラムのアップデートと共に、セキュリティ対策を行っております。
しかし自社運用で、サーバ言語やソフトウェア・プログラムに詳しい人材がいない場合 やはりそこに脆弱性が生まれ、サイト改ざん等のリスクが出てきます。また一度ハッキングされてしまったホームページの復旧は非常に困難なため、十分注意が必要です。
課題4:検索順位対策とアクセス面
検索上位ランク対策/SEOを考慮したホームページ運営サービスでは、制作サイトのHTML内部対策の他、定期的にGoogle評価の高いサイトからの外部被リンク対策を実施します。またホームページに対する修正更新時にも、SEO上の優位性を考慮した反映作業を行います。
上記施策を継続的に行いながらサイト運用をするのと、しないのとでは大きく検索順位が変わってきます。検索順位が落ちることで、もちろんページ閲覧数も減少します。ホームページは多くのネットユーザーに閲覧されてこそ、意味を成すため 注意しなければなりません。
課題5:メイン画像や画像バナー等の変更が困難
HTMLやホームページ専門ソフトを学ぶことで、サイト内テキストの修正変更は可能となりますが、HPはメイン画像部分など ビジュアルを良くするため、通常多くのコンテンツが画像形式でできています。
そして、その画像部分の変更時は別途PhotoshopやIllustratorといった画像加工ソフトが必要となります。
そして、その画像部分の変更時は別途PhotoshopやIllustratorといった画像加工ソフトが必要となります。
また、専門のweb制作会社は商用利用が可能な様々な素材画像を所持していますが、自社運営の場合 ホームページに対し掲載する画像を全て用意する、若しくは有料で画像購入する必要があります。
課題6:修正更新作業に多くの時間を要する
専門のweb制作会社に在籍のWebクリエイターであれば15分もかからない作業を同じように自社内で行おうとした所、3時間経ってもできない…というケースが大げさではなくあります。
HTMLの記述ミス、CSSをさわってしまったことによるページ破損トラブルのリスク等もあり、思うようにページ変更/更新を行うことができない場合も多々あります。
課題7:見た目/仕上がりの問題
店舗看板やチラシも ご自身で作ること自体は不可能ではありません。しかし、その仕上がりは専門業者へ依頼した時と大きく異なり、「何か安っぽい… 目立たない… 違和感がある」といった経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
制作ホームページ上での新たな告知・コンテンツ掲載も、textのみの簡易な見た目とPhotoshop/illustratorを活用したバナーとでは、全くビジュアル・訴求力が違います。
上記7つの問題により、当サイトをご覧になり 新規問い合わせをいただく約350件/年の内、半数が運用管理に関するご相談となっています。
主に「サイト運用時のページ崩れや破損 非表示、ハッキングトラブル、検索順位/アクセス低減」となりますが、このような多様なトラブル解決に対応しているweb会社を探すことが大切です。(エグゼクティブクリエイションはこれまでに3,000社以上のホームページ運営管理をお任せいただいております。是非ご相談下さい)
また、上記7つの課題以外にも自社内でのサイト運営を行う場合、サーバ代等コスト面の負担も予め考慮しておくべきです。まず必ず必要な「ドメイン管理費用(年間 約4,000円)」「サーバ維持費用(月額 約3,000~8,000円)」があり、他にも「Dreamweaver使用料(月額2,728 円)」や「Photoshop使用料(月額2,728 円)」等々。
おおよそ上記のような費用が必要となってきます。web会社への委託時はこれらの費用や修正更新費・SEO対策費等が全て込みで月2万円や3万円といった形式であったため、個々の必要コストを意識しなかったかもしれませんが、いざ自社運用を進める際は今回上記のようなコストが必要となってきます。
【今回の記事の執筆者】
株式会社エグゼクティブクリエイション
WEB制作チームリーダー WEBデザイナー/マークアップエンジニア:太田貴文
「どういった些細な気付きでも役に立つ」を持論に、サイト制作の効率化に日夜努める。名古屋出身、東京都内に在住。
学生時代からDTPやIT、WEB技術に興味を持ち、楽しみながらスキルを磨く。そのため、ソフトウェア面もハードウェア面も人一倍の知識を持つ。積み上げ続けた横方向に広い知識経験で、ホームページ制作から紙媒体/印刷関連まで対応可能なマルチクリエイター。
最近は新たなweb制作技術やサーバ・ネットワーク面のスキルを上げるべく奮闘中。
得意なこと:web制作におけるルーチンワークの効率化
苦手なこと:ルーチンワーク(だから効率化へ注力)
苦手なこと:ルーチンワーク(だから効率化へ注力)
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