自社ホームページの検索順位を重視しているwebマスターさんは既にご存知かとは思いますが、2022年5月26日にGoogleコアアルゴリズムがアップデートされました。その影響で様々な業種のwebサイトで順位変動が起きており、サイトによって20位以上の順位が変わっています。特に健康系や医学系では順位変動幅が大きく、その対策に関するお問い合わせもいただいています。
コアアップデートから3週間ほど経過し、見えてきた傾向と今後取り組むべきホームページへの有効なSEO対策について掲載いたします。
【傾向と有効なSEO】2022年5月26日実行 Googleコアアルゴリズムのアップデート
今回のような大規模なコアアップデートは久しぶりで、2022年に入り初めての実行となります。当社では約3,000のホームページ運営とSEO対策を行っている関係上、アップデートの影響で”検索順位が上昇したホームページ”と”逆に下降したホームページ”についてを分析することができ、ある程度の傾向と今後取り組むべき有効な対策が分かっています。
傾向と対策1：サイト更新に対する評価がシビアに
定期的にホームページへの更新は行っていたものの、その更新追加内容が簡易的だった場合、検索順位を落としている傾向にあります。
画像1、2枚の追加や簡単な文言の追加程度の更新ではプラス要因にならず、1,000字程度のtext追加や5枚以上の画像追加等が評価されていると感じます。そのため、引き続きメインコンテンツへの新たな事例追加、文章量のあるBlog/コラム更新が有効です。
事例を追加する場合は写真1、2枚と簡単なコメントだけでなく、少なくとも画像は5枚以上で、500文字以上のコメント文を添えて掲載するように心掛けましょう。
傾向と対策2：過去コンテンツのリライトを高く評価
検索順位が大きく上昇したホームページをチェックすると、継続的にボリュームあるコンテンツを更新していたサイト以外に、”定期的に過去コンテンツの見直し/リライトを行っていたサイト”も高く評価されていることが分かります。新たな記事の追加のみへ注力するのではなく、過去に掲載した記事も再確認し、その内容を最新の情報へと書き換えたり、新情報を追加することで再評価されると考えます。
既存記事のアップデート及び新たな内容追加（500字以上）を行った上、ページ上部へ「更新日時の記載」をし、Googleサーチコンソールより巡回依頼をするのがPOINTです。
対策3：専門性の高い内容を専門家が執筆する
新たなコンテンツ追加はネット上にある、ごくありふれた内容ではなく、専門性の高いorユーザーに役立つ内容を評価します。また“オーソリティ”の面も重要なため、プロフェッショナルによる記事であることを「執筆者紹介」といった形で明確に示すことが大切です。
検索ユーザーが求めている内容をその道のプロが専門的に執筆した記事がベストと言えます。医療機関であれば、ドクターが専門的な見解でブログ/コラムを書き、それをホームページ上へアップする際はそのドクターのこれまでの経歴も記載します。建設業の場合は「〇〇施工20年以上のプロフェッショナルが自身の専門知識・経験を踏まえ、執筆している」といった点をちゃんと記載します。
いくら優れた内容の記事でも「それが誰によって書かれたか？」が不明であれば信頼性は低く、「こういった経歴のある専門家が根拠ある理由で書かれた記事」の方が信頼性が高く、ユーザーも安心して閲覧をすることができます。
対策4：ユーザビリティが高く、ストレスなく閲覧できるサイトを意識
「使いやすい、ユーザビリティの高いサイト」や「ユーザーにストレスの無いサイト」であることも評価要因の1つです。サイト表示スピードが遅い場合は「Google PageSpeed Insights」を活用し、サイトの作りやデータ形式等を改善し、ホームページがモバイル対応/レスポンシブ化されていない場合は早急に対応させる必要があります。
他にもインターネットユーザーに安心して訪問してもらえるよう、SSLに対応させるといった取り組みも行っていきましょう。
傾向と対策5：ユーザー満足度を高め、外部リンクを得る
「自社ホームページに訪れる訪問者はどういった内容を求めているのか？」といった根本的な部分に着目します。ユーザー目線でサイトを考えると、必然的に「費用面はどうか？」「これまでの事例はどうか？」「不明点がある…⇒Q&Aコンテンツ・お問い合わせフォーム」「知識提供型ブログ」等のコンテンツを設けた方が良いとなります。
こういった得たい情報が多く掲載されているホームページや役立つサイト、良質なコンテンツを保持しているHPには、自然と"サイト紹介/外部リンク"が付きます。良質コンテンツと良質外部リンクの増加はサイト評価を大きく向上させます。そしてサイト評価が上がることで、検索結果の上位にも表示されやすくなるので、この流れをある程度 意図的に作っていくことが重要です。
【今回の記事の執筆者】
株式会社エグゼクティブクリエイション
WEB制作チームリーダー WEBデザイナー/マークアップエンジニア：太田貴文
「どういった些細な気付きでも役に立つ」を持論に、サイト制作の効率化に日夜努める。名古屋出身、東京都内に在住。
学生時代からDTPやIT、WEB技術に興味を持ち、楽しみながらスキルを磨く。そのため、ソフトウェア面もハードウェア面も人一倍の知識を持つ。積み上げ続けた横方向に広い知識経験で、ホームページ制作から紙媒体/印刷関連まで対応可能なマルチクリエイター。
最近は新たなweb制作技術やサーバ・ネットワーク面のスキルを上げるべく奮闘中。
得意なこと：web制作におけるルーチンワークの効率化
苦手なこと：ルーチンワーク（だから効率化へ注力）
苦手なこと：ルーチンワーク（だから効率化へ注力）
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