新たに自社のホームページ制作を検討する際、大手web制作企業で行うか?ベンチャーのweb制作会社へ依頼するか?を迷われるのではないでしょうか。
それぞれ「大手制作会社を選ぶメリット/デメリット」「ベンチャーならではの利点/弱点」があります。本日は大手企業とベンチャーとの両方で勤務した経験を元に”各お客様にとって、どちらがお勧めなのか”について詳しく執筆したいと思います。
”自社が重視する内容によって、どちらの会社を選ぶべきか?”が明確に異なるため、是非参考に本記事をご覧ください。
HP制作の依頼時、ベンチャーのweb制作会社を選ぶべきか?
ベンチャーのweb制作会社を選ぶメリット/デメリット
先ず大きな利点として「ホームページの制作費用面」「臨機応変さ」「スピーディーさ」が挙げられます。
必ずしもベンチャーの方が安価といった訳ではありませんが、大手と小規模と両方のweb制作会社へ見積りを取った後、弊社へホームページ制作をご依頼いただいた会社様 数社に、以前こちらについてお聞きしました。
「全体的に大手さんの方がやっぱり高かったですね。5、6割ぐらいは」とのお話で、その際はベンチャー3社がおおよそ40万~50万円だったのが、大規模な制作会社では100万円~だったとのことです。逆にベンチャー企業よりも、大手の方が全然安かった!というパターンは少ないように感じます。
次に多くの会社様が重視する「臨機応変さ」ですが、制作途中での仕様変更や追加機能について依頼した際、大手ではその分 大きく納期が延びた…、場合によっては対応不可な場合もあるようです。
特に納期面について、大手web制作会社の場合、複数案件or大型案件を同時進行させているため、当初の制作スケジュールとの相違はできるだけ避けたい傾向にあります。クライアントから仕様変更等の連絡があった場合、担当者から制作チーム及びマネジメント層へ相談が行き、対応可or不可についての決定を通常行います。
この点について、ベンチャーのweb制作会社ではクリエイティブとディレクションとを1名が兼任している場合もあり、比較的スムーズに相談することができます。また対応可能なケースも多いです。
3つ目の「スピーディーさ」に関しても、やはり小規模の方が制作期間が短い傾向にあります。これは”ディレクション/窓口担当者”と”制作者”とが同一であるか、又は大手のようにチームで分かれておらず距離が近いため、早期対応をすることができます。
ベンチャー企業を選ぶデメリットは「webデザインのバリエーション面」「専属者がおらず、兼任の場合が多い」点が挙がります。
全体的にスタッフ数が少ない分、例えばwebデザインについて「高級感のあるデザインや爽やかなデザインは得意」でも「奇抜なデザイン、革新的・未来的なデザインはあまり得意でない…」など、所属デザイナーが少ないことによる弱みもあります。
また、キャッチコピーや原稿ライティングを依頼した時も、大手であれば専門ライターがいるので、オリジナルで高品質な記事を執筆してもらえる部分が、中小では専属者がいないのでディレクターが何とか対応している場合もあります。これは写真撮影や動画撮影/編集の部分でもあり得ます。
そのため、通常とは異なるデザインで制作したい場合や文章ライティング・写真に力を入れたい!といった時はベンチャーのweb制作会社の場合、不利であると考えます。
大手web制作会社を選ぶメリット/デメリット
大手企業を選ぶ利点として大きいのが「システム対応力、カスタマイズ性」「細かな企画書/仕様書がある」ではないでしょうか。
大規模な制作会社の場合、自社内でホームページシステム等の開発及びカスタマイズができるエンジニアを抱えているので、ベンチャーではできないor外注へと出さなければならない内容が自社内で完結、ワンストップで対応することが可能です。
例えば不動産情報等のデータベースを伴う検索システムやオリジナルのショッピングサイト機能の追加など、小規模なホームページ制作会社では困難な要望にも対応できます。
一般的なホームページとは異なる独自機能を付けたい時に、やはり大手制作会社は強いと考えます。
また大手web制作会社の場合、大規模案件を取り扱いことが多いため、制作前の企画書や仕様書・工程管理表等が非常にシッカリとしています。具体的に「どの工程をいつまでに行い、どのチームがどの部分を担当し、どう並行して動いていくか?」等が細かく定められています。
そのため、”コンテンツ数が多い大規模なホームページ制作を行いたい”、”独自システムを付与したwebサイトを作りたい”といった場合、大手制作会社での制作をお勧めします。
そして逆にデメリットは、メリットとの裏返しで細かなキッチリとした仕様書などがある分、”臨機応変さや制作スピード面で無理をお願いしにくい”といった部分があります。
一担当者では決められない事柄が多く、「会社へ持ち帰って検討の上、可否を返答します」といった場合が多いため、様々な内容をテンポ良くスピーディーに進めていきたい方はストレスを感じることがあります。
このようにベンチャーのweb制作会社と大手web制作会社では明確に異なる点が多いため、”自社がどういった点を重視し、どのようなホームページを制作したいのか?そして予算やスケジュール感はどうか?”の視点で検討し、決めると自社が求めるweb制作を行うことができます。
【今回の記事の執筆者】
株式会社エグゼクティブクリエイション
WEB制作チームリーダー WEBデザイナー/マークアップエンジニア:太田貴文
「どういった些細な気付きでも役に立つ」を持論に、サイト制作の効率化に日夜努める。名古屋出身、東京都内に在住。
学生時代からDTPやIT、WEB技術に興味を持ち、楽しみながらスキルを磨く。そのため、ソフトウェア面もハードウェア面も人一倍の知識を持つ。積み上げ続けた横方向に広い知識経験で、ホームページ制作から紙媒体/印刷関連まで対応可能なマルチクリエイター。
最近は新たなweb制作技術やサーバ・ネットワーク面のスキルを上げるべく奮闘中。
得意なこと:web制作におけるルーチンワークの効率化
苦手なこと:ルーチンワーク(だから効率化へ注力)
苦手なこと:ルーチンワーク(だから効率化へ注力)
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