以前よりクライアントを中心にこちらの質問は多くありました。特にホームページ集客へ注力をしている会社様から、よくご質問をいただきます。
「継続的なサイト更新は、web集客を行っていく上で重要」と認識しているため、どんなに多忙でもBlogへ掲載するネタをリサーチしたり、ライティング及びHPへのアップロード作業を継続的に行っているといった方は多くいらっしゃいます。
しかし長期的に途切れることなく、サイト内のメインコンテンツやBlog/コラム更新を行い続けたとしても、時には何らかのイベントがあったり、急な仕事で更新できない時もあります。
すると…「ヤバい!最近ホームページやブログの更新ができていない。このままだと検索順位が下がり、新規集客や売上に大きな影響が出てしまう!」と考え、あまり休みを取れないくらい忙しいのに、睡眠を削り夜遅くまで記事を書くといった方もいらっしゃるのではないでしょうか。(本記事の文字数:約3,300文字)
記事の更新日:2020年8月12日(金)23:30
HP更新の頻度・ボリュームを減らすと検索ランキングは下がってしまうのか?
確かにそのお気持ちは分かります。
SEO対策と共にHPに対し適正なサイト更新を行っていると、検索ランキングが上昇しコンバージョンが上がるので、いかに定期的なサイト更新が重要かを知ります。
それ故、コツコツとブログ更新を頑張って行うようになります。
これは勿論、インターネット集客を行う上でとても大切です。継続的な更新により、サイト価値が上がることで様々な恩恵を受けることができるため、やはり必要です。
ただ長年ちゃんと真面目に取り組まれている方ほど「ホームページやブログを更新せねば!」という一種の脅迫観念のようなモノが生まれ、暫くブログのアップロードをしていないと不安で仕方なく、朝昼晩と自社サイトの順位を確認していますという方も実際にいます。
ですが、サイト公開をしたばかりで”更新ネタ”がたくさんある内は良いですが、サイト運営を5年以上続けていると段々、掲載するネタが無くなり苦労し始めます。
そのため「普段から常にブログネタ探しをしています!」という方で、それが楽しくできていれば問題ありませんが、ネタ探しやブログライティング・アップロード作業が大きなストレスになっている…といった方は注意しなければなりません。
実際、更新頻度とボリュームを減らすとどうなるか?
前置きが長くなりましたが、では実際に”ホームページの更新頻度とボリュームを下げると検索順位は下がるのか?”ですが、結論から言うと「ある程度、検索エンジンから評価を得ているサイトであれば少し更新をしなくなったからといって、大きく順位が下がることはない」と考えます。
長期的な更新により、ホームページ内にある程度評価されているコンテンツが複数あれば、サイト自体の価値が既に一定基準まで高まっています。
また、他サイトからの被リンク/アクセスもあります。そのため突然低評価を受けて、ぜんぜん検索結果上に出なくなった…といったケースはあまりないと思います。
当社が実証をしてみました。
弊社では長年にわたり、ご案内担当チーム(営業)・ディレクションチーム・Web制作チームにてメインコンテンツ更新やBlog更新等を行ってまいりました。
ですが今回「検証も含め、一度暫くサイト更新を止めてみるか?」といった話が社内であがり、実際に6月半ばから11月半ばまでの5ヶ月間、ブログ更新を控えていました(お陰様でご依頼が多く多忙につき、といった理由ではきっとないと思います 笑)
これまで長年絶え間なく更新をし続け、自社サイト経由の依頼も多いため、弊社にとって”大きな決断と検証”でした。今ご覧いただいているエグゼクティブクリエイション会社ホームページの他、求人専用サイト、運営ポータルサイトなど5サイトの更新を5ヶ月間も停止しました。
その結果…
どのサイトも若干の順位低下程度に留まり、アクセス数もコンバージョンもさほど大きな影響はありませんでした。競合の激しいキーワードで一部、順位低下を確認しましたが、すぐに巻き返しをすることができるレベルでした。
勿論、これはこれまでの継続的なオリジナルコンテンツの更新によって、既にある程度のサイト評価があったからと考えますが、それでも想像していたよりも検索順位はあまり落ちませんでした。
今回の実証からの学び
今回の実証結果を踏まえ、長年サイト更新をし続けネタがなく、不安や大きなストレスがあるといった方へ「今までの積み重ねがあるので、少しぐらい休んでも大丈夫ですよ」とお伝えしたいと思います。
”とにかく週に3本は必ず記事を書く!”と決めて取り組まれている方は、ネタが無くあまり書くことがない時は無理してライティングをしなくても良いのではないでしょうか。
更新回数やボリュームのみを重視し続けると、サイトテーマがブレたり、内容の薄い記事が量産されてしまうリスクもあります。
であれば、ユーザーに役立つ良質な独自コンテンツのネタが見つかり、書けるまでは情報収集期間・記事を練り上げるための期間と考え、次の更新/ライティングに向けて頭を休めることをお勧めします。
その方が落ち着いてリラックスした状態で、良い記事を執筆できると考えます。
これまで当社では毎週のように約2,000字のブログ記事を書いていました。そうすると、このお写真のように何と半年で20本近いボールペンを消費します。
記事ボリュームの面でも同様に無理をして、とにかく多くのテキスト文章を書けば検索順位が上がる訳ではありません。
自身のライティングした文章を一度読み直し「ここはもう少し補足があった方が読み手に分かりやすいな」や「この部分はもう少し深堀りした方が読み応えのある内容になるな」といった理由がない限り、ボリュームを増やす目的で文字数を増やすのは適正ではありません。
読み手・ユーザーにとって必要な内容であれば、追加をするけれど”逆にその文面があることで読みにくくなる。内容がブレてしまうようであれば、文章を減らす”といった考え方も重要です。
そして「更新ボリュームを減らす」検証も、以前に当サイト内で行ったことがあります。
昨年3ヵ月の間、通常2,000文字を目安にライティングしていたのを1,000文字程度で終わるようにし、記事をアップしていました。
そして、その実証結果を見てみると”検索順位において変化は無かった”といったことが分かりました。そのため、ある程度内容がしっかりしていれば文字数がそこまで多くなくても、検索エンジンはその記事をちゃんと評価してくれることが分かりました。
ただ、逆に定期的に更新をしないのがクセになってしまうと、今度は何かある度に理由をつけ「今日は忙しいから、明日更新しよう…」が続いてしまい、更新しないのが当たり前になります。そもそも記事執筆のためのネタ探し/リサーチ自体もやめてしまうと、殆ど更新されない状態へなりうるので注意しましょう。
また、ボリュームが多い記事を執筆することへ注力すると次第に「書くのが面倒だから」「アップするのが面倒だから」といった理由で、更新頻度が減っていきます。
だからといって、今度は本来必要なボリュームよりも減らしてしまい、ボリュームの少ない記事を書くのが定着してしまうと順位低下の要因となります。
他にも注意点はあります。SEO対策を行っている検索キーワードの競争が激しく、競合サイトが高い頻度で独自記事をアップし続けているにも関わらず、自社更新を突然止めてしまうと順位が低下してしまうリスクがあります。そのため、”自社サイトがどういった状態にあるか?”の背景も検討し、判断することをお勧めします。
【今回の記事の執筆者】
株式会社エグゼクティブクリエイション
代表取締役:稲垣恵介
1981年2月生まれ。名古屋にて学生時代の殆どを過ごす。幼少期より絵が好きで学生時代 美術部で、毎月のように美術コンクールで表彰されていたのが自慢。
大学は父の影響で「PCやプログラミングについて学びたい」と当時数少なかったIT系の学部へ入りPCそしてインターネットの基礎知識を学ぶ。
大学を卒業後、IT系上場企業へ入社。名古屋にて営業/カスタマーサポート職を経験しマネージャーへと昇格。その後、東京本社で副部長へ昇格。名古屋支店のMGRも兼任し、2年間 毎週東京本社と名古屋とを往復。そして全国300名以上の医療事業部 部長職へと昇格、組織運営を行う。予算策定からメディア広告の立案まで多様な知識を得る。
2010年 大手企業のWEB制作を中心に行っていた同級生のクリエイターと共に、東京台東区浅草橋でエグゼクティブクリエイションを設立。
「業界TOPクラスのSEO対策」と「最終成果を重視したweb制作サービス」を主軸に、2,300社以上のホームページを手がける。Web制作/WEB集客のプロフェッショナル。
得意なこと:WEBデザイン/SEO対策/PCサポート 苦手なこと:睡眠不足
一言:WEB集客の駆け込み寺でありたい
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