制作サイト経由で大きな反響や新たな成果を得るには、継続的に有効なホームページ運用が必須となります。こちらの連載ブログ記事では、ホームページ作成段階もしくは公開後に追加をすべき内容案をご紹介しています。
本日は「ホームページ利用規約」や「会員規約」、「プライバシーポリシー」「特定商取引法に基づく表記」等についてふれたいと思います。
ホームページ上でのトラブルを未然に防ぐためにも「利用規約」を設けることは有効です。では実際に利用規約を作る際、「どういった内容を掲載すべきか？」の疑問へお答えします！
ホームページ利用規約ページへ掲載する内容
新規ホームページ作成時によく「サイトの利用規約などは、設けたほうがよいでしょうか？」との質問をいただきます。「利用規約」の掲載は基本的に任意となっていますが、webサイトの利用者へ伝えたいことがある場合や不要なトラブルを避けたいとなった目的がある時には掲載をおすすめしています。
そして「ホームページ利用規約」として掲載をする内容は、ホームページを利用する際の注意点や著作権等についての文面をすることが多くなっています。
また掲載場所についても様々で、「サイトマップ」等のコンテンツと同様にページを分けて掲載する場合やメールフォームの近くへ載せることもあります。「利用規約を読みました」「同意する」等のチェックを入れないとメールフォームからメールを送信することができないといった使用方法もあります。
これまでにホームページを利用する方/サイト訪問者との間に何らかのトラブルがあった場合は、今後のトラブルを未然に防ぐためにも「ホームページ利用規約」を設けてはいかがでしょうか？
以下に掲載する際の内容例をご紹介します。自社のホームページ内容や業種、提供サービスに合わせ、掲載内容を取捨選択する必要があります。以下の掲載方法について参考にしていただければと思います。
＜ホームページ利用規約内へ掲載する内容例＞
・当ホームページについて
・利用規約の変更について
・免責事項
・ホームページ内のコンテンツや画像等の著作権について
・サービスの利用について
・サービスの申し込み方法や利用方法
・サービスの変更、中止について
・有料プランについて
・禁止事項について
・利用規約に違反した場合の対処
・当ホームページへのリンクについて
・リンク先への免責について
・ホームページ利用時の推奨環境
・準拠法や管轄裁判所について
・アクセス解析について
会員規約の掲載内容
「会員規約」は会員サービスに関する内容を定めた規約です。会員向けのサービスを提供しているwebサイトであれば、ホームページ利用規約の他に「会員規約」を定めているところも多くなっています。
こちらは、会員登録前に必ず確認してもらえるよう考慮する必要があります。
会員登録フォームページへ遷移する前の画面に配置をしたり、同意しないと会員登録ができないようにするなど、ホームページ内の構成を工夫しましょう。
会員サービスに関する専門サポートデスクが設けられている場合は、その窓口についても詳しくご紹介をすべきです。
＜会員規約へ掲載する内容＞
・会員について
・会員サービスについて
・入会金や会費、更新費用について
・入会の方法
・会員サービスの有効期限
・会員特典について
・会員の権利や、権利の譲渡について
・会員情報の変更
・会員証の紛失
・退会方法
・資格の失効について
・会員特典の失効について
・免責事項
・問い合わせ先
プライバシーポリシーの掲載内容例
こちらも多くの会社がサイト内へ掲載をしているコンテンツです。
「プライバシーポリシー」は、ホームページ利用者の個人情報をどのように扱うのかを定義するコンテンツです。
「プライバシーポリシー」が掲載されていないホームページは、ユーザーが不安を感じ、お問い合わせや相談を控えてしまう可能性があります。
ホームページ利用者への信頼度を高める意味でも、掲載すべきと考えます。
＜プライバシーポリシーへ掲載する内容＞
・法令の順守について
・個人情報の定義
・個人情報の利用目的について
・個人情報の第三者への開示や提供について
・個人情報の保管方法
・個人情報の保存期間
・個人情報の削除について
・求人応募に関する個人情報について
・未成年の方の個人情報について
・委託先・協力会社の共同利用
・プライバシーポリシーの変更について
・個人情報に関するお問い合わせ先
「特定商取引法に基づく表記」について
ネットショップを利用したことがある方であれば「特定商取引法に基づく表記」のコンテンツをよく見ると思います。
こちらコンテンツは販売者情報を明確にするために設けられます。ホームページユーザーに向け「どういった会社/人が販売をしているのか？」の情報を掲載することで、ユーザーが安心をして買い物をすることができます。
販売者情報の他にも「商品代金以外の費用」について掲載をする必要があります。
「商品代金以外の費用」とは、消費税や送料、銀行振込手数料、ギフト用ラッピング費用等を指します。配送料は利用する配送業者により異なりますので、あらかじめ確認の上、しっかりとした内容を明記することでトラブルの抑止となります。
＜特定商取引法に基づく表記へ掲載する内容＞
・販売業者名
・代表者名
・所在地
・電話番号や連絡先
・営業時間・受付時間、休日について
・商品の販売価格
・販売代金以外に必要となる費用
・支払時期について
・支払方法について
・商品の引渡時期
・返品交換・キャンセルについて
・不良品について
・保証について
・その他の注意点
【今回の記事の執筆者】
株式会社エグゼクティブクリエイション
カスタマーサポート部/チームリーダー
webディレクター：渡邉
建設業/製造業を中心に200以上のホームページ制作を行う。
ディレクション時にクライアントの「会社としての強み」
「事業の強み」について引き出すことを得意とする。
日々IT・PCに関するリテラシー向上に努め、ホームページは勿論、多様なお客様のお困りごとを解決。
エグゼクティブクリエイション顧客満足度No.1ディレクター
社内では恐ろしいほどのゆるキャラ。
真面目な打ち合わせ時のきりっとキャラと、ギャップがあり過ぎ同行する同僚へ大きなインパクトを与える。
得意なこと：アクティブリスニングと笑顔とモンハン
苦手なこと：料理と紛争と嘘
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