これから新たなホームページ制作を検討される際、様々な制作会社のホームページを見たり、情報ポータルサイトなどを確認されると思います。その際、会社やサイトによって大きく料金が異なることに気が付きます。何故こんなにも費用が異なるのでしょうか?
今回はこちらの疑問について詳しく解説いたします。他の業種と違い、ご存知の通りweb制作には材料などの原価があまりかかりません。強いて言うと、制作に使用するスペックの高いパソコンやillustrator/Photoshopといった専門ソフトウェアの購入費(ライセンス費)、ページ制作時の素材購入費が挙げられます。
では制作会社側で何にコストがかかっているか?というと、大きいのがやはり「人件費」です。ハイクオリティなデザインセンスやコーディングスキルを持ったwebクリエイターを雇用する場合、大きな採用費用と月給が発生します。そのため、webサイト制作時のお見積りは多くの場合「クリエイターの作業工数」によって決まります。またクライアントへの詳細なヒアリング/ディレクションが必要な時には「ディレクターの人的工数」も換算されます。
ホームページ制作時の料金内訳について解説します
初期ホームページ制作時の全体料金
まず最初にディレクション、TOPデザイン制作、ベースコーディング、下層ページ(中身のページ)制作に関する料金に関してお話したいと思います。新たにホームページ制作を行う際、必ず必要なのがディレクションで、こちらは制作ページ数など、サイト規模によって金額が異なってきます。
ディレクション料金は一律五万円であったり、最終金額の5%であったりとまちまちです。この辺りは制作会社によっての考えや決めの問題となります。「ホームページディレクション費」や「プロデュース費用」「サイト構成費用」の名目で見積書内へ記載されます。
そして、実際のホームページ制作料金の大部分を占める「デザイン/下層制作費」について解説をしたいと思います。項目としては「TOPデザイン制作」「素材写真」「イラスト制作/加工費」「Javaスクリプトの実装費用」「ベースコーディング」「下層コンテンツ制作費」「コンテンツ/キャッチコピーのライティング費」が挙げられます。
「トップデザイン」はホームページの顔、本で言うと表紙のようなものでとても重要ですが、デザインは制作を行うクリエイターのセンス/技術/かける工数などによって出来が異なります。そのため、制作を行う業種や規模、デザインに関するご要望等で、デザイン作成に関する料金が変わってきます。
エグゼクティブクリエイションでは、一般的な案件のTOPラフデザインは5万円で行っていますが、制作会社によっては20万円の所も多くあります。
「素材写真費用」とはホームページ制作時にお客様にてご用意された写真以外で、当社で所持していない「使用頻度の低い写真やニッチな写真」を使用する場合、専門の素材サイトから購入する料金となります。使用サイズや写真の種類によって、数百円のものから1点で数千円のものまで幅があります。
「イラスト制作/素材加工費」は汎用性の高い当社所有のイラストではなく、そのクライアント用にオリジナルで一からイラストを制作する料金となります。イラストの複雑さ、制作時の必要工数で金額が変わり、1点5,000円~となります。また名刺やパンフレット等で使ったロゴデータ等を追加加工して使用する際も、加工工数が発生するため、その分の加工費用がかかってきます。
またイラスト制作に伴い、ご要望として多いのが「オリジナルGIFアニメーション」です。
こちらは簡単に言うと「パラパラ漫画」のようなイメージです。静止画ではなく、画像が動くように複数の画像を制作し調整を行うことで実現します。こちらもイラストと同様に5,000円~となっています。
「Javaスクリプトの設置費」に関しましては、複数の画像を順に閲覧しやすくするライトボックスや、スライドショーなどがあり年々設置のご依頼が増えています。
こちらも実装するプログラムの制作/カスタマイズ内容によって料金が変動し、15,000円~となっています。ページ毎に設置したりと、設置点数が多くなるとそれなりに大きな費用がかかってきます。
1枚画像であったラフデザインからホームページとしてクリックでき、各ページへとリンクできるようにプログラム化する「コーディング」及び下層ページ制作は、もろに制作ページ数に比例します。
初期段階で設けるページ数が多ければ多いほど、最終的な見積り金額も上がってきます。金額変動に影響を与えやすいのが下層ページ数です。
TOPページ/下層ページを制作する際に必要となるキャッチコピーや掲載テキストをホームページ制作会社へ完全に依頼する場合「原稿のライティング費用」がかかります。
デザインとコーディングはお願いするけれど、掲載原稿は自分で用意するといった場合はこちらの料金はかかりません。原稿ライティングを制作会社へ依頼すると、勿論非常に楽ではありますが、どうしても一般的な内容になりがちです。
本来はオリジナル内容をお客様自身でよく考え、それをホームページ制作時に使用した方がサイト公開後のSEO評価やユーザー評価も上がるため、原稿はできるだけお客様にてご用意いだけますようお話しています。
ただ、「何を書いたらいいかよく分からない」「自身の考えはまとまっているけれど、文章にするのが苦手」といった場合、ディレクターがヒアリングし、それを原稿に起こし制作するケースも多くあります。こちらの方が全ての内容を制作会社で用意する場合よりも、価値の高い原稿になります。
中には「文章ライティングは一切やらないので、お客様にてご用意ください」と、まったく原稿作成にタッチしない、サポートを行わない制作会社もあるため注意しましょう。
他にも検索システムや「個別ID管理型の会員専用ページ」等を設ける場合には、そのホームページ用にシステム構築を行わなければならないため、別途お見積りとなります。
いかがでしたでしょうか?
今回のクリエイターブログでは「新規ホームページ制作時の料金内訳」について、詳しく解説をしました。
次回のブログでは「ホームページ運営段階での追加制作に関する料金」の解説をしたいと思います。是非ご覧ください。
【今回の記事の執筆者:エグゼクティブクリエイションwebクリエイター】
執筆者プロフィール:ホームページ制作及びサイト運営歴15年以上のベテランクリエイターで
店舗サイトから大手上場企業ホームページの制作まで、2,300以上のwebサイトに携わる。
検索エンジンとユーザーの双方へ効果的なweb制作/SEO対策を重視。
ホームページ運営に関わる、多くのWEBマスターの役立つ記事を執筆します。
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