ホームページ制作を行っていく上で、ほぼ必須といってもよい「Photoshop」
しかし、このソフト、機能が優秀すぎて逆に、何をすればアノ画像が作れるのか？よく分からないといった方も多いかと思います。
今回はちょっとしたTipsといいますか、普段目にする画像をどうやって作っているか？について、簡単に解説をしたいと思います。
今回は「延々と、端と端がつながって繰り返している写真」についてご紹介します！
魅惑のスタンプツール
ほぼ上記タイトルで出オチのような感じですが、端と端がつながる、いわゆる「シームレス」な画像というものは現実に写真を撮影しただけでは実現できません。
なぜなら、被写体の端と端をつなげようと思ったら、完全な水平・垂直の構図で光源も完全に均等で、背景のモノも全てそうなった状態で撮影しなければならないのです。たぶん、webクリエイターではなく一般の方が入手できる機材でそのような環境を作るのは困難でしょう。
なぜなら、被写体の端と端をつなげようと思ったら、完全な水平・垂直の構図で光源も完全に均等で、背景のモノも全てそうなった状態で撮影しなければならないのです。たぶん、webクリエイターではなく一般の方が入手できる機材でそのような環境を作るのは困難でしょう。
それを解決するのが「Photoshopのスタンプツール」です。
スタンプツールは鉛筆ツールの近くにいる
←コレです。
←コレです。
スタンプツールは、画像の一部をスタンプとして画像内の別の場所へ描画できるツールです。
例えば、こんな風に。
上の写真が元画像で、下の画像がスタンプで増やした画像です。
これぐらい簡単にビットコインが増えたら最高なんですが、あいにく画像の中でしか増やせません。しかし、コレで十分です。
「スクロール」フィルタとの合わせ技
さて、次に画像を用意します。繰り返せると見栄えがいいので、水面を上から取った画像を用意しています。こちらの画像へPhotoshopのメニューから「フィルタ＞その他＞スクロール」を選択し、適当にスクロールさせます。
その際、「未定義領域」の項目は「ラップアラウンド」にしてください。
こうすることで、画面外にスクロールした分の画像情報が反対側の端から出てくるようになります。
上の画像で、上記のような設定でスクロールさせると、このような感じになります。
で、こうしてあぶり出された「画像の境目」をスタンプツールで片っ端から潰していきます。
スタンプツールの不透明度は30%以下をおすすめします。100%に近くなるほど、コピー元の画像がそのまま貼り付けられてしまうため、逆に収拾がつかなくなります。
こうして出来たのが下の画像です。
水面を選んだのはもう一つ理由があり、柄にランダム感があったほうがごまかしやすいからです。規則正しいものほど、ちょっとのズレが大きな違和感となります。
シームレスな画像を作る時は極力、水や森といった不規則なもので構成されている題材をおすすめします。
もう一回スクロール
さて、一見コレで完成っぽく見えますが、実はまだ完成ではありません。
なぜなら、本来の画像の端に当たる部分に適当にスタンプを当ててしまったので、ここのつなぎ目に違和感があります。
というわけで、スクロールフィルタを再度掛けます。
このときの値は、先程掛けた値の半分だけ戻すのがベターです。実際にちょっとだけスクロールを戻したのが下記の画像。あちこち、画像の境目が見えているのがわかると思います。
コレを再度スタンプツールで潰していきます。
画像の端にスタンプしてしまうと、またこのような状態になってしまうので、注意が必要です。
そして、出来上がったものを小さくして敷き詰めたのが下記です。
ここまでで製作時間は5分そこそこです。このままだと多少のアラはありますが、30分もかければかなり精巧なシームレス画像を作ることが出来ます。
便利だけれど、持て余す…
このように、Photoshopの機能は一見何に使っていいのかわからないけど、特定の用途に対して大きな力を発揮するツールがたくさん揃っています。
ただ、こういった各種機能の使い方は専門のホームページ制作会社やクリエイターブログ以外で発信されることはほとんどなく、いきなり使うには難しいし、非常に高価なソフトなため、投資と割り切って購入するにしても使いこなせなかったら…と悩まれると思います。
株式会社エグゼクティブクリエイションでは、今回ご紹介したようなweb制作に関する専門ノウハウを積んだクリエイターがお客様のご要望に応えられるデザインを制作しております。東京近辺でホームページ制作業者をお探しの方は、ぜひ弊社もご検討ください！
【今回の記事の執筆者】
株式会社エグゼクティブクリエイション
取締役 兼 WEB制作部責任者
WEBデザイナー/マークアップエンジニア：太田
「どんな事でも絶対に役に立たないことはない」が持論のデザイナー兼コーダー。1980年6月生まれ。東京在住だがソウルは名古屋民。
学生時代から旺盛な好奇心で、人一倍様々な技術や知識に触れる。それによって人一倍の挫折と人一倍の立ち直りを繰り返す。その結果、積み上げ続けた横方向に広い知識と経験で、ホームページ制作（デザイン/コーディング/ライティング/SEO）と印刷関連の知識を併せ持つ、制作部最強の何でも屋として君臨。web制作のプロフェッショナル。ある意味努力の人。弱点は頑張ってる割に伸びが悪い画力。
とにかくどんなくだらない事でも、目や耳に入ったものは極力覚えておこうとする情報社会の大食いチャレンジャー。「それ何の役に立つの？」と聞かれても、「さあ？でも知ってないと絶対に役に立たないよ」と返すのが基本スタンス。
得意なこと：ルーチンワークの効率化
嫌いなこと：ルーチンワーク（だから効率化にうるさい）
一言：知らないことは機会を逃すことと同じ
嫌いなこと：ルーチンワーク（だから効率化にうるさい）
一言：知らないことは機会を逃すことと同じ
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