皆さんはホームページ作成時のSEO対策というと、どんなことを思い浮かべるでしょうか?
多分、大体の人は「オリジナリティのある文章をそれなりの物量で掲載する」であったり、「更新頻度を下げないように気をつける」「検索用の単語をしっかりと混ぜ込む」といった点が挙がると思います。
こちらはもちろん正解です。
しかし、WEBクリエイター/コーダーにとっては、話はそこで終わりではありません。
しかし、WEBクリエイター/コーダーにとっては、話はそこで終わりではありません。
今回は、これらを踏まえた上で「WEBコーダーは普段どんな観点からHTMLを記述するのか?」についてご紹介をします。
そもそもHTMLとは何?
基本に立ち返った話になりますが、HTMLは「HyperText Markup Language(ハイパーテキスト マークアップ ランゲージ)」の略です。一応の分類は「マークアップ言語」と呼ばれる形式のプログラミング言語の一種です。
ここが重要な点は、つまるところHTMLというものは例えば画像などを設置できたり、クリックすると動く何かを仕込んだり、あるいはグリグリ動くカッコイイ動画などを全画面表示で置いたりできますが、WORDファイルなどと同じ「文書ファイル」にあたります。
文書である以上、そこには「文章」があり、文脈や内容に沿った適切な「文法」があります。
私達コーダーがホームページへのSEO対策を行う際に一番気をつけなければならないのは「文法」なのです。
タグも理由があって制定をされています
HTMLのプログラミング言語としての機能、そしてそれに沿った文法が適切かどうか、という定義については、W3C(World Wide Web Consortium / ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)という団体が定めています。
余談ですが、代表者はティム・バーナーズ=リーという方で、この人がURL、HTTP、HTMLといった規格の発案者にして、URLに「http://」や「www.」をくっつけた方です。
明確な発案者がいるということは、HTMLタグもちゃんと発案者が意味を持って考えた、ということでもあります。
発案者が一応の「正しいHTML」を定義して、組織立てて公にしているため、Googleも実はこの定義を無視していません。
もちろん、厳密に正しくないとダメ!などとしてしまうと、HTMLの知識がないだけの有用な知識を持った方々の記事が検索にかからなくなるため、適用自体は緩めな傾向があります。
とはいえ、正しく出来るならそれに越したことはなく、やはり同じような内容でアクセス数も同じくらいなら文法上正しい方が優遇されやすい状態です。
意外と気にするべき点は少ないが…
ホームページへのSEO対策を気にしたコーディングをするにあたって、適切な文法のために頻繁に使用されるタグは<h1>~<h6>、<p>、<ul><li>、<dl><dt><dd>、<strong>、<em>あたりでしょうか。
逆に言えば、文章としてキレイにまとめたいだけなら大してタグをアレコレ使う必要はないとも言えます。
<h1>~<h6>は書籍で言うところの「章・部・節」のようなものと考えれば良いですし、<p>は段落区切り、<ul>~はリストアップが必要、あるいはリストとして扱うのが適切なもの。
<dl><dt><dd>は箇条書きの題目と詳細を書くもの、<strong>と<em>はそれぞれ文脈の中の「強めの強調」「緩めの強調」くらいに考えてもらえるとわかりやすいかと思います。
ちなみに、よくエディタソフトが自動でくっつけたり、区切りやCSSの適用に便利なので記載することの多い<div><span>についてはSEO上何の意味もないどころか、そもそも何の意味もないタグとして用意されています。
違いは、囲った部分がブロック状に整形されるかどうか、だけです。
いくら使っても理屈の上ではSEO/ランキングに一切影響しないため、CSSを適用する際はこういったタグ優先的につけていくと良いかと思います。
また、ぱっと見<strong><em>と同じ見た目になる<b><i>のタグは、「太くする」「斜体にする」以上の意味を持ちません。
文体の強調目的で使用すると、検索エンジン的には特に何も強調していない扱いになってしまいますので、注意が必要です。
見た目と文書としてのバランス
さて、上のお話の中で一切<img>タグに触れていないわけですが、画像ファイルについては、実のところSEO上大きくプラスにもマイナスにもなりません。
画像というものは、私達人間に対して見た目で煽ったり、あるいは補足をするために使われるものなので、極論、文書としては別に必要が無いからです。
画像の存在が全く考慮されていないかといえばおそらく違うとは思うのですが、少なくとも無ければ無いで特にマイナス評価を受けることはないと思って良いでしょう。
「内容の専門性は高いけど文章が並んでいるだけの、昔大学教授が書いたっぽいページ」みたいなものが度々検索上位に存在するのは、このあたりが理由です。
検索エンジンは「見た目が素晴らしいかどうか」という部分は特に重要視していないからです。
そのため、熱が入りすぎたベテランコーダーには、「画像?そんなことより文法だ!」といった過激派がしばしば現れます。
とはいえ、最終的にその文書を見るのは人間です。
検索エンジンが見て優秀だと思わせるための技術がSEOで、検索上位に上がってきたそのページを人が見たときに「このサイトはいい!問い合わせしてみよう」と思うかどうかは全くの別問題で、
人が見て良いと思ってもらうために頑張るのが私達コーダーとデザイナーの仕事でもあります。
何事もバランスが大事ということですね。
目立たないがいないと困る、それがコーダー
上の話題で触れましたが、検索エンジンが好むページと、人が好むページには大きな隔たりがあります。
コーダーは、デザイナーが頑張って素晴らしいデザインを作ったときに、それを損ねることなく、そして検索エンジンのご機嫌もいい具合に取りながら、見た目の良い文書としてまとめていく架け橋のような役目を持っています。
コーダーが一番力を発揮するのはこの部分で、きれいな見た目を保持しながらSEOに気を配るためには適切なHTMLとCSSの管理が必須になります。コーダーが優秀かどうか、というのはそのサイトのSEO対策と集客の明暗に直結すると言っても過言ではありません。
文章もしっかり足している、内容だって別に悪いとも思わない、でもSEOは思ったほど振るわないし、アレコレ足した結果見た目も結構犠牲になっている…そんなお悩みをお持ちの方にこそ、専門性の高い制作会社の出番です。
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