ホームページで何かしらのイメージを伝えたい時に、プロのデザイナーへ頼めばキレイに作ってくれるだろうけど全部お願いしているとキリがない…
という方は結構いらっしゃると思います。特に、ご自分で通販サイトなどを運用している方はなおさらではないでしょうか。
幸い、世の中には無料もしくはごく少額でプロのカメラマンが撮った写真を利用できるサービスが多くありますし、お手持ちのスマートフォン端末でもそれなりに良質な写真を撮ることが可能です。今回は、こういったサービスの利用時や端末での撮影で、どんな写真を調達するのがよいか?解説したいと思います。
まず、何を見せたいのか?を明確にする
前提としてとても重要なのが「何を見せたいのか」です。
この部分がちゃんと決まっていないと、それはご自分でもイメージがきちんと決まっていないということですから、やはりなんというか「きまりが悪い」見せ方になりがちです。
ご自分の迷いは、そのままイメージに出てしまうのです。
迷ったまま作ったものは、何も知らない人でもなんとなく「中途半端でよくわからない」という印象を持ってしまいます。そうならないためにも、「何を見せたいのか?」、「どういうイメージを持ってほしいのか?」は先にしっかり決めておく必要があるのです。
開放感を出したい場合の写真選び
バカンスや求人、屋外スポーツなど全体として開放的なイメージを持ってほしい、そんなときに選ぶ写真は「上が開けた写真」です。それもできるだけ青空がよいでしょう。
上側が塞がっている写真は、構図としては素晴らしいものであっても開放感にはつながらないことが多いです。
人は写っていてもいなくてもどちらでも構いませんが、できるだけ構図の外を見ているものや、空を見上げているものが良いです。
こちらはあとで少し触れますが、構図の中にあるものを見ている写真はおすすめしません。
継続、発展のイメージに向いた写真選び
ビジネスシーンや長期的に使ってほしいサービスなど、「いつまでも変わらずに使える」「継続するといいことがある」「右肩上がりの業績」といったものについて写真でイメージを伝えるには、「奥行きが続いている」写真が有効です。
特に地平線、水平線がある写真は有効で、「終わらずに先が続いている」というイメージを与えることができます。
人が写っている場合は、例えば自衛官募集のポスターのように画面の外を上向きに見ている構図や、地平線、水平線を眺めている構図がおすすめです。
逆にカメラ目線や構図の中のものを見ている写真はおすすめしません。
隠れ家、穴場、シークレット感を出したい場合の写真選び
「知っている人だけが得をする」「実はこんなサービスがある」「あなただけに教えます」といった特別感を出したい、そんなときもあると思います。
そのようなときは、「見せたいものだけくっきりしている」写真が効果的です。
見せたいものだけピントが合っている写真でもよいですし、見せたいものの周りだけが明るかったり、スッキリしているものでも良いです。
全体の情報量の中で見せたいものの周辺だけ目立つ、そういった構図が理想です。
人が写っている場合は、見せたいものをはっきり注視していたり、見せたいものに向かって指をさしている写真が良いです。それ以外はあまりおすすめできません。
高級感を出したい場合の写真選び
高級感や格式を全面に押し出したい場合の写真選びは2通りあって、それが物であるなら「被写体がくっきり高めのコントラストで写っている写真」、空間や建物であるなら「全体を覆うように、上からかぶさる構図の写真」となります。
また、色は茶系・ゴールド・シルバー・白が適しています。
前者は宝石やアクセサリー、ブランド食器など、大きさと価格のバランスが極端なものに向いています。鮮やかできらびやかであるほど、よりそれらしいイメージを与えます。
後者は古く伝統のある建物や高級ホテルといった空間に最適です。上を塞ぐ形で撮られた空間は、見る人に圧倒感を与えます。
だいたいの人は被写体を見上げる格好になる構図に対して「強さ」「伝統」「格式」といった印象を持ちます。ざっくり言うと「あからさまに高そう、年季のありそうなものが画面上を塞ぐ」ことでとてもそれっぽくなります。
人が写っている場合、前者は手だけ、指だけといったものがよく、後者は一部の例外を除きできるだけ小さく、被写体を見上げているようなものがよいです。多少好みの面もありますが、顔が見えないとなお良くなります。
間違えると全てを台無しに…視線のコントロール
各項目で「人が写っている場合」という注釈を付けていましたが、これにはわけがあります。
多くの人は、それが実際の人間でなくても「目」と認識できるものがあると、無意識についつい視線の先を追ってしまう心理が働きます。
漫画が特に顕著などですが、これは「視線のコントロール」という技術として古くから使われている技法です。
お手元の少年漫画でも少女漫画でも何でも良いのですが、改めてキャラクターの視線を追っていくと、「次に見てほしいコマや場面の方を見ている」というパターンがとても多いことに気が付くと思います。
これが、人がついつい視線を追ってしまうことを利用した演出です。
漫画の絵ですら無意識につられるのですから、当然写真でもそれは発生します。
被写体の中で、見せたいイメージと反する方向を人が見ていると、せっかく良い構図で写真を撮ったとしても、それを見た人はたいてい視線につられて関係ない方を注視してしまうのです。
逆に、見せたいものがはっきりしている場合はそちらに人が目を向けている構図が効果的です。
ちょっとしたことなのですが、意識するだけで大きく印象が異なります。
ご自身で写真を撮る機会があれば、狙ってみることをおすすめします。
他にもいろいろな効果があります
今回挙げたものは、ほんの一例です。
写真というものは長い間プロのカメラマンが蓄積してきた多くのノウハウでできています。
素材サイトなどに公開されている写真も「この人はどういった目的で写真を撮ったのか」考えてみると面白いかもしれません。
もちろんエグゼクティブクリエイションでは、演出に欠かせない写真についてもプロの仕事できっちりとお選びいたします。
今ひとつセンスに自信がない…、自分でイメージしている写真を調達するのは難しそうだ…といったお悩みがございましたらぜひご相談ください。
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