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ホームページを活用し 売上・成果を上げる方法満載

他の人と差をつける、書体(フォント)の与える印象と方向性

ホームページやwebデザインに限らず、お仕事をしている以上文章を書くという作業は必ず発生をします。
プレゼンや社内の会議などで、お客様や上司の方に自分が作った資料、あるいは図表などを見せる機会というものは頻度の差があっても全くのゼロという方は少ないのではないでしょうか。
 
そんなとき、同僚や他の企業と提案内容がほとんど変わらなかった…なんてことも珍しくはないはずです。同じような仕事をしていて、同じくらいの業務経験の相手なら提案がかぶることもあります。そして最終的に相手はどちらを選ぶかというと、おそらく「説明がうまい方」か「資料自体が丁寧でしっかりしている方」になるかと考えます。
 
そこで、今回はホームページ制作会社のブログらしく「資料を丁寧につくる」ことに焦点を当てて、クリエイター視点から「書体の選び方」について少し書いてみます。
 
 
 

ゴシックと明朝

書体、特に日本語の書体は大きく分けて2種類に大別されます。
 
線の太さがだいたい均一で全体的に視認性が高い「ゴシック」と、筆で書いたような「とめ」や「はらい」がありキレイめなものが多い「明朝」です。
「ゴシック」の中にも「角ゴシック」と「丸ゴシック」がありますが、大まかには2種類のものがあると覚えておくと良いと思います。
 

 
各種PCやスマートフォンに使われている書体で代表的なものは、
ゴシックでは「MSゴシック/MS Pゴシック」「メイリオ」「游ゴシック」「ヒラギノ角ゴ」「Noto sans CJK」
明朝体としては「MS明朝/MS P明朝」「游明朝」「ヒラギノ明朝」などが挙げられます。
 
上記のうちいくらかは職場のWordやExcelなどで見たことがあるのではないでしょうか。
そういう意味では、別にホームページ制作会社やデザイナー・クリエイターのように書体を大量に所持していなくてもある程度の見せ方は可能ともいえます。
 
 
 

ゴシックは視認性の高さで使う場所を選びません

 
ゴシック系のフォントは、一般的には線の太さが均一であることが多く、大きさを問わずある程度の見やすさが確保できるのが最大の特徴です。
 
そのため、遠くから見ても分かるように公共系の標識や看板などに使われる文字はゴシック系であることが大半です。特に高速道路や鉄道など、人が動くものに乗っている場合はより顕著になります。
 

 
細かい書類がゴシックで書かれていることが多いのも、これが理由になります。
例えばプロジェクターにプレゼン書類を映しながら話をする場合でも、見やすさを重視する場合は、なんであれゴシック系の書体を選択しておいたほうが無難です。
 
 
 

明朝は信頼性・安心感・厳格さの表現に適しています

反対に、上の画像でもおわかりの通り、明朝系の書体は小さく表示することにあまり適していません。線の太さが均一ではないため、どこかしらかすれたり、潰れたりしてしまうからです。
明朝系の書体の有効な使い方は、信頼性や安心感を演出したいときです。
 
ゴシック系の書体は、どうしても厳格なイメージが必要な時に不釣り合いになることがあります。
こうした時は明朝体の出番です。
 

 
こちらの画像を見ていただくと、なんとなく明朝のほうが信頼感がありませんか?
「高品質のアピール」や「大きな目標」や「企業理念」などを書きたい時は、ほとんどの場合明朝体のほうが優れているはずです。
 
 
 

カジュアルなイメージを持たせたい時はゴシックで

逆に、信頼感よりも「お手軽さ」「カジュアル」「とっつきやすさ」を前面に押し出したい場合もあると思います。そういった時は明朝よりもゴシックのほうが優れています。
 
特に細めに作られたゴシックは、書体自体のすっきり感も相まって、よりそれらしく見せることができます。
 

 
このように、結構印象に差が出ます。
客層や見せたい相手によって適切な書体を選ぶことは、結構重要なのです。
 
 
 

スッキリと重厚

どちらの書体にも言えることなのですが、スッキリクリアな印象が必要な場合には、一般的に細字の書体が採用されます。逆に、とにかく重厚感が求められる場合には太字、特にに明朝の太字書体が採用されることが多くなります。
 
ゴシックの太字は重厚感もですが「重要な内容」に割り振られることが多く、それぞれ用途をはっきりさせることで適切に印象と重要度をコントロールすることができます。
 

 
 

Officeの文字装飾機能は最小限にするのがコツです

こちらは余談となりますが、よくお役所や公共施設の職員の方がお手製で作ったポスターなどにありがちな話で…Officeには文字の装飾機能がついています。
 
しかし、結構それが使いやすいかと言われるとそうではなく逆にチープな内容になってしまっていることも非常に多いです
 
よくネットで揶揄されているステレオタイプとしては「内容に関係なく『創英角ポップ体』に影とグラデーションを付けて書いてしまう人」というお約束ネタのようなものがあり、「チープな宣伝ポスター」の代名詞としてわざとこのような作り方をして遊ぶような方もいます。
 
 

こういうやつです
 
すっかり存在がネタのような扱いになってしまっており非常に不憫ではあるのですが、創英角ポップ体は非常に完成度の高い素晴らしい書体です。問題なのは、Officeを購入すると一緒に入っているからと言って考えなしに何にでも使ってしまうことです。せっかく作るのですから、変に笑い者にされるのは避けたいところです。
 
適切な書体選びと文字の大きさ、そこに先日の記事で書いた「適切な色の選択」だけでも、かなり印象は変わります。
 
 
 

書類はいいけどホームページはさすがに…

 
上記の注意点を意識するだけでも、資料の見栄えはだいぶ改善されます。しかし、ホームページとなると表示するだけでもコードを書かなければいけないわけで…そんな時は私たちのような専門家の出番です。
 
ホームページ制作時にも当然、場合場合によって適切な見せ方というものが存在します。それ一つで集客の可能性が変わることも、当然ございます。
私たちはサイト制作の専門家として、推して行きたい事柄や商品、業務に合わせて適切なデザイン選びをさせていただきます。お困りの際は、ぜひご相談下さい。
 
 
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