現在、どのような業種であろうと「間違いなく、ホームページ制作は行うべき」と考えます。
長年経営されている会社であろうと、スタートアップの企業・新規開業店舗であろうと、どちらにも公式ホームページを持つメリットは多々あります。
しかし、数年前に比べホームページを持っている会社・店舗は大幅に増えてはいますが、それでもまだまだホームページを持っていない会社が多くあります。
今回は「ホームページを制作した際のメリット」について、詳しく解説したいと思います。
「インターネット普及率の上昇とPCの進化」、「ホームページ 普及の流れ」、「各業種の活用方法」、「反響あるweb制作・運営」、「ホームページ作成講座で学び制作するメリット」、「制作業者選びの重要性」等を掲載しております。
(ページ更新・リライト:2017年4月26日)
(記事のリライト日:2017年12月20日 16:00)
インターネット普及率 上昇とPCの進化、新たな端末の開発
ホームページ制作のメリットについて語る前に、まず「ホームページを閲覧する」時には当たり前ではありますが、インターネット環境そしてパソコン等の端末が必要となります。
ホームページを閲覧するために必須な環境面・インフラ面の進化について、簡単にお話をします。
ホームページのニーズが現在にまで高まった理由として、「インターネット環境がここ数年で一気に整備された」「パソコン等 端末のスペックが大きく向上した」この2点が大きいといえます。
インターネット普及率の上昇
インターネット普及率はどんどん上昇しています。そして、インターネットが年々普及し続けているのには勿論、訳があります。
約20年前の1997年頃はまだ普及率は9.2%程度でした。しかし、それから10年後の2007年には既に70%を超え、73%にまで上がっています。
以前は電話回線を利用した「ダイヤルアップ」でインターネットを行っており、接続速度が非常に遅く、大き目の画像を表示させるだけでも大変でした。そして利用料も高額なため、料金を気にしながらインターネットを使用していました。
そこから高速で費用も低額な「ADSL」が普及したことで、一気にインターネット利用者数が増加をしました。
その後、さらに活気的な「光ファイバー」が導入され一気に高速化し、一般家庭でも会社でもいつでも快適にインターネットが使えるようになりました。今では無線でwifiや4G等を利用できるようになり、PCだけでなくモバイル・タブレット・スマートフォンといった様々な端末でインターネットを利用することができます。
また、ニンテンドーDSといった小型ゲーム機やkindleなど電子書籍を閲覧する端末でもインターネットを使うことが可能となっています。
パソコン等 端末のスペックも大幅に向上
パソコンの普及率も大きく上昇し、20年前の1997年はおおよそ20%前後の状態でした。そして、10年後の2007年は71%、2016年には約80%にまでなっています。
約20年前はパソコンの普及率が20%でインターネット普及率が9%であったため、限られた人達しか使用されていませんでしたが、現在ではパソコン・インターネット共に幅広い年代へ普及しており、1家に1台ではなく、1家に2台、3台とパソコンやノートPCがあることも珍しくはない所まで、普及率は高まりました。
そして、PC普及率が高まっただけでなく、「パソコン自体の利便性やスペック」も大きく向上しました。初期のパソコンは大型のデスクトップPCのみで、非常に動作が遅く電源を付けてから、ちゃんと稼働できる状態になるまで暫く待たなければなりませんでした。
またデスクトップPCは持ち運ぶことができず、その後ノートパソコンが開発をされましたが、大型でしかも20万円を超えるものが殆どで高額でした。
多くの企業では文章を作成したり、見積り書・請求書などの簡単な表計算やプレゼン資料を作る程度の利用に留まっていました。
ノートPCも年月と共に大きく進化し、より小型なタイプのラップトップ型パソコンもでき、高性能にも関わらず、5万円前後で購入できるノートPCも販売されるようになりました。
購入方法も以前はパソコンショップや大手電器店の店頭で買っていましたが、現在ではDELLやマウスコンピューターなどオンラインでの購入が主流となっているメーカーも現れ、更に安価に高性能なPCが手に入ります。
タブレット端末の台頭
パソコンが高スペックで安価になっただけでなく、PCに代わる利便性の高い「タブレット端末」も新たに開発をされました。
多くのメーカーから幅広いタブレット端末がリリースされ、「iPad」に関しましては通常のiPadからiPad mini、iPad Proまでサイズ・スペック違いのタブレットもあります。
iPadの利点はノートPCよりもさらに軽くて薄く、そして非常に起動が早いのが大きな特徴です。
ちょっと調べたいことがある時に、すぐにインターネットで調べものをすることができ、写真撮影・動画撮影も高画質で可能です。
PC用ホームページに代わる、モバイル用ホームページ制作が大流行
2001年頃から携帯電話でもインターネットができるようになり始め、それに伴い一時は通常のパソコン用ホームページではなく、モバイル用のホームページ(モバイルサイト)も広まりました。
携帯電話はパソコンに比べると処理能力が低いため、それに合わせモバイル用ホームページ制作は「画像の解像度」を下げ、TEXT中心にしできるだけ重くならないよう、表示速度を重視して制作されていました。
しかし、モバイルサイトはスマートフォンの普及が進むと共に、年々閲覧をされなくなってきました。
スマートフォン端末の普及で、よりモバイルインターネットが普及
2008年ご存知の通り、画期的なiPhoneが発売され、スマートフォン端末の普及によって更にモバイルでインターネットを利用する人が増えました。
そして、スマートフォン端末はPC用サイトを表示できるため、モバイル用ホームページ制作がどんどん減少していき、その後、スマートフォンで閲覧した際に見やすいサイズで作られた「スマートフォンサイト」の制作ニーズが一気に高まりました。
また、当初スマートフォンサイトはパソコン用ホームページとは別で制作されており、サイト運用者はwebサイトに更新・追加があった際、両方のサイトへ反映する必要があり、運用に大きな工数がかかっていました。
そして、このような手間を解消することができる「レスポンシブwebデザイン」という制作方法ができました。PCで閲覧をするとPC用のホームページが表示され、スマートフォンでアクセスするとスマホで見やすいレイアウトへ自動リサイズされるので、1つのホームページデータで済みます。
そのため、サイト運営に対する工数を減らすことができます。またPC・タブレット・モバイルと3タイプに対応することもでき、それぞれの端末で見やすいサイズに最適化することもできます。
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このように「インターネット回線・インフラ」と「PC・スマホ端末等の進化」により、年々インターネットをするための環境が快適となっています。
現在、最も利用率の高いスマートフォン端末によるネットサーフィンは、本当に便利で「自分の調べたい情報をすぐに得たり」、「欲しい商品をすぐに購入したり」、「FacebookやTwitterなどSNSで多くの人と繋がったり」、「オンラインでゲームや映画を楽しんだり」、「簡単に動画撮影を行いアップロードしたり」と従来では考えられなかった利便性や楽しみ方があります。
インターネット市場は拡大し続けており、それに伴い今や中小企業から大企業までインターネット上での販促活動・営業活動が重要となっています。
企業が行う「インターネットユーザーに対するアプローチ」は様々な方法がありますが、第一段階としてインターネット上で展開していく上で、やはり公式ホームページ制作を行うことが最優先と考えます。
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ホームページ制作・普及の流れ
インターネットが世の中に広まり出した当初は、我先にと多くの会社がホームページの制作を始め、非常に多くのwebサイトが作られました。
しかし「まだインターネットは普及し始めたばかりなので、うちの会社には関係ない」と考えていた企業も多くありました。
ですがこの頃、先にホームページを制作した企業はその大きな恩恵を受けることができ、売上が飛躍しました。その後、ADSL等のインターネットインフラがさらに整った時期から急速にwebサイト制作を行う企業が増加し、急激に企業の公式ホームページが作られました。
こちらに伴い、他社よりも「インパクトのあるホームページ」「訴求力の高いホームページを制作したい!」とFLASHを使用した凝った、動きのあるホームページも多数作成されました。
サテライトサイト・特化型ホームページ制作が流行
インターネット上に多くの企業サイトが存在するようになり、その差別化としてサテライトサイト(専門ホームページ)のニーズが高まりました。
公式コーポレートサイトとは別に「事業内容ごとのホームページ」「サービス内容ごとのホームページ」「コンセプトサイト」等が多数作られました。
例えば建設業・リフォーム会社様であれば、「外壁塗装専門サイト」「防水工事専門サイト」「キッチン・トイレ・バス等 水まわりリフォームサイト」「リノベーション専門サイト」等、施工内容に特化したホームページです。
そして医療機関・歯科医院様であれば「インプラント専門サイト」「ホワイトニング・審美歯科サイト」「矯正歯科専門サイト」となり、診療内容 特化型のホームページ制作が行われるようになりました。
確かに歯科医院サイトの「診療科目一覧の一つとしてインプラント治療が載っているサイト」と、「当院はインプラント治療を専門で行っています!といったサイト」では、やはり患者さんが見た時に後者の方が印象が良く、信頼度も高まります。
また、サテライトサイト制作の利点は「アクセスしたサイト訪問者に対する訴求力」だけでなく、複数のホームページ作成を行い、お互いリンクを張り合うことによる「SEO対策上のメリット」もありました。
現在ではサテライトサイトによるリンクの優位性は低下しましたが、以前は複数サイト運営によるSEO(Search Engine Optimization・検索エンジン最適化)効果があり、検索ランキングで自社サイトを上位表示させる対策の一環として用いられていたこともあります。
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専門ホームページの打ち出し方も多様化
一般企業でもブランディングサイトやコンセプトサイト、期間限定のキャンペーンサイト等が「新たな切り口」として制作をされました。
他のサイトとの差別化や話題作りなどの目的で、1企業で複数のホームページを作るのが一般的なレベルにまでなってきました。
従来は一般的なタイプのホームページを制作し、それに対しSEO対策を行い、Google・YAHOO!等検索エンジンで上位へ出し、新規問い合わせや依頼へと繋げる方法が多かったのが、縦長にズラッと並んだ1枚ペラのチラシのようなタイプの「ランディングページ」制作も行われるようになりました。
ランディングページは1枚のみのため、通常の10ページ以上あるホームページと比較すると掲載ボリューム・ページ数が少ないのでSEO上は不利となります。そのため、通常検索(オーガニック検索)枠での上位表示は狙わず、リスティング広告で費用を払い、多くのインターネットユーザーへ見てもらうといった手法も増えました。
これまでのホームページのように複数のページを制作する必要がなく、ページ更新・追加によるSEO対策と違い、早期に広告枠で露出できるため、特に期間限定のキャンペーンサイトとして多用されます。
しかし、ランディングページにも「ランディングページ用の最適化」を行う必要があります。他サイトよりも、ターゲット顧客層に対し訴求力の高い打ち出し方を行わなければならなく、「LPO(ランディングページ最適化)」と呼ばれます。
メインビジュアル部分の「インパクト重視」やキャッチコピーの改善、お問い合わせ・購買等 最終成果へ繋がるページへの導線ボタンについて、ABテストを重ねる等の調整をします。
どちらのデザイン・文面の方が成果へと繋がりやすいかを検証することで、よりコンバージョンレート(CVR)を高めることができます。
他にも、近年流行りのキュレーションサイト・まとめサイトの制作も急激に増加をしました。
このようにサイトの見せ方や在り方は継続的に変化し続けています。
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ホームページは制作しても、いずれ無くなるのか?
インターネット・web業界は他の業界と比べて、非常に進化の早い業界です。そのため、定期的にささやかれることが「ホームページはこれから先無くなることがあるのではないか?」です。
こちらの疑問はこれまで幾度となく、実際にありました。ライブドアブログやアメーバブログ等、ブログが台頭し、ホームページよりもライトに容易に情報発信・更新ができるため、もうホームページは無くても良くなるのでは?といった話がありましたが、現在もホームページ制作を行う会社は多数あります。
ブログの場合、HTMLや専門ソフトに関する知識がなくても更新したり、ページ作成を行うことができますが「誰でも無料で情報発信できる分、情報としての信頼度が低い」とされています。
そのため、ブログを継続的に更新しインターネットユーザーに探してもらい、そこからホームページへと誘導の上、具体的なサービス内容を見てもらったり、メールフォームからご連絡いただくといったケースが多くあります。
またブログの次にmixi、Facebook・Twitter等SNSサービスが普及し始めた時にも同様の声がありました。しかしこちらもブログ同様、自分の知り合い同士からの情報で限られており、「本当に必要な情報」や「すぐに得たい情報」を探す時にはやはり検索エンジンから公式ホームページ等の情報を確認するのが未だ多い状態です。
これまでの経緯を考えると、ホームページへのアクセスルートがより変化したり、情報を得る方法が多様化していくものの、最終的な着地・公式な情報はホームページから得るといった方法がすぐに無くなることは考えにくいと思います。
では次に、今回のクリエイターBlog記事の本題へ入ります。「ホームページ制作の具体的メリット」について解説していきます。
ホームページ制作のメリット
ホームページにも様々なタイプのものがありますが、それを一旦ひとまとめに「ホームページ」として、制作した際のメリットを分類しご紹介します。
企業を知ってもらえる、サービス認知度が上がる
まず最も基本的なことですが、「ホームページも一つの広告媒体」のため、大きな制作目的として多くの会社・人々に見てもらい、知ってもらえることです。
インターネットインフラが強化され、PC等使用端末のスペックも上がり、またスマートフォン等、いつでもどこでも使用できる媒体が普及したことでインターネット利用人口が急激に増えました。
利用人口が増えるということは、その分従来よりもホームページ制作を行った際に「多くの人々に見られやすくなる」ということです。その分競合webサイトも増加しているため、後に詳しくご説明するSEO対策やコンバージョン率アップ施策等が必要となりますが、それでもそもそもの閲覧する母数が増え続けていることは、ホームページを作成した際の大きなメリットです。
ホームページ制作を行い、Google等 検索結果上に表示されることで、企業の認知度は大きく上がります。また、それだけではなく事業やサービスの認知度も高まり、これまで全く取り引きのなかった企業から新規問い合わせ・依頼があり、今までとは異なる「売上獲得の新規ルート」となります。これもとても大きなメリットです。
逆に企業の公式ホームページが無いことで、名刺交換や打ち合わせ後に相手先企業から「不安に思われる」可能性があります。また、打ち合わせ時に会って話を聞くだけでは、その会社のことやサービスについて把握するのに限界があります。
そのため、打ち合わせ後にインターネットで相手企業の情報を確認します。打ち合わせ時には聞きにくかった、創業時期や売上高、細かな事業内容や会社・支店の場所等、得られる情報は多々あります。事業内容・サービス内容が細かく図や写真と共に掲載されていれば、よりサービスに対する理解が深まります。
ホームページの有無は、今後新規の取り引きを進めていけるかどうかに大きく影響します。
そして、制作することによるデメリットはコスト・手間の面だけで、基本的に大きなデメリットは無いと言えます。今や企業にとってホームページは必須の媒体といえます。
24時間365日稼働する、優秀な営業マンとなる
ホームページはインターネットを介し、データを閲覧するため、24時間平日・土日を問わず、365日アクセスすることができます。
他の媒体だと、看板は夜になると見にくくり、広告チラシは特定の部数が配布され終わると一気に見られなくなります。しかし、webサイトの場合は一旦制作し、公開をするといつでも閲覧される可能性があります。
また、シッカリと「SEO対策や反響UP施策」を打つことでGoogle等検索結果の上位へランクし、新たな新規の仕事へと繋がることもあるので、ホームページ制作・運用の仕方によっては休みなく、常時働き続けるインターネット上の優秀な営業マンになり得ます。
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ユーザーが自発的に調べ連絡があるため、確度の高い問い合わせが多い
インターネット・ホームページ以外の従来の媒体は不特定多数の人々へ閲覧してもら、その中で興味のある会社や人が問い合わせをするといった形式でした。
しかしホームページの場合、インターネットユーザー側が自発的に検索エンジン等で調べた上で連絡があるため、受注率の高い問い合わせの割合が多くなります。
ホームページ経由で問い合わせがあった時には、リフォーム会社であれば「早速、現地調査に来てほしい!」、「見積もりをしてほしい」、「早急に直してほしい・買い変えたい」と具体的な仕事の依頼へと繋がる可能性が高いのが特徴です。
また、予めホームページを閲覧した上で連絡があるのでサービス内容や費用について、ある程度把握しているため、話しもスムーズに進みます。
情報のアップデート・追加が容易である
掲載情報のアップデートや追加が簡単にできるのもホームページの大きなメリットです。
他の媒体、看板であれば一旦取り外し内容を変更した上で、再び設置し直す必要があります。
チラシ・パンフレット等紙媒体であれば、次回の発行・配布時まで待ってから変更や追加を行わなければなりません。
ホームページ場合、自社運営であれば管理画面よりすぐに変更することができ、ホームページ制作会社へ依頼しているのであれば、業者へ連絡することで比較的容易に更新することができます。
ボリュームを気にせず、多くの情報が掲載可能
世の中の多くの広告媒体は掲載できる情報・内容が限られており、新たな内容を載せるには既存内容の一部を減らし、追加をする必要があります。
ですが、ホームページは掲載する場所がインターネット上・サーバー等デジタルになるため、掲載範囲や容量をあまり気にすることなく、追加していくことができます。
勿論、業者を呼んで来てもらい、看板等を一旦取り外す必要もありません。
求人媒体として使用することができる
他の媒体はやはり掲載できる内容が限定されるため、会社の内容や業務内容を削り、求人内容を追加したり、求人専用に新たな広告を打たなければなりません。
webサイトであれば、新たに求人用ページを追加し「求人専用の内容」を載せることができます。
しかも、求人概要から福利厚生等、待遇面や職場環境、求める人材・会社ポリシー、先輩社員の声、職場の雰囲気などを文面と共に画像も掲載することが可能です。
また、求人専門ポータルサイト・情報誌等でまず募集要項を簡単に知ってもらい、そこから詳しい情報は公式ホームページへと誘導し、見てもらうこともできます。
他の広告媒体・求人媒体と比べ、優位性が高いと言えます。
看板やパンフレット等、他媒体とのクロスメディアな活用ができる
前項目でも述べましたが、ホームページを制作すると他の多彩な媒体と連動できるメリットがあります。
看板・リーフレットへホームページのURLを載せたり、名刺へアドレスを掲載し名刺交換後、自社サイトを見てもらうなど、多様な展開を進めることができます。
TwitterやFB、Blogへサイトアドレスを載せ、そこから詳しく自社の事業内容・強みを見てもらうといった展開も有効です。
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マーケティングツールとして活用できる
ホームページは一般公開後、Googleアナリティクス等アクセスログ分析を利用することで、「月々どれぐらいのアクセス数があったのか、何人ぐらいに見られたのか?」「どういった地域からの訪問者数が多いのか?、どういったルートでホームページへと辿り着いたか」や「どのページの閲覧率が高く、具体的にどういった検索キーワードでサイトへ訪問したのか?」、そして使用端末・使用ブラウザ等、数値的結果を確認できます。
さらに専用の企業名IP解析プログラムを実装することで、ある適度の規模の会社であれば「いつ?何回ぐらいサイトへ訪れたのか?」を分析することも可能です。
他の媒体であれば、月に何件ぐらいの問い合わせがあったのか?や、どの場所に配布した誌面の費用対効果が高かったのか?程度しか把握することができません。
そのため、ホームページへアクセスログ・解析ツールを導入することで非常に有効なマーケティングツールとなります。新たなマーケットへの参入を検討したり、一体どれぐらい潜在顧客がいるのか?の調査としても活用できます。
各業種の活用方法・重視すべきコンテンツについて
ホームページは業種ごとに活用方法や注力すべきページが異なります。こちらの項目では、弊社エグゼクティブクリエイションのクライアントの中で多い3業種のポイントを簡単に記載します。
建築業の具体的な活用方法
建設業・リフォーム会社様であれば、施主さんが施工を行う会社を探す時「これから行いたいリフォーム内容に対応しているか?」をまず見ます。
そのため、TOPページ上部・メインメニューへ対応施工内容を分かりやすく掲載することが大切です。他にも施工費用の目安の記載や「施工保証書」、施工後のアフターフォローに関するコンテンツも有効です。
特に施工事例ページは、ただBefore・After形式で事例写真だけ載せるのではなく、施工前に施主さんがお困りであった内容やご要望と、それに対する施工内容、施工費用・期間、施工時に注意した点も一緒に載せるとサイト訪問者に対し効果的です。
また、できれば施主さんからの「直筆のお喜びの声やアンケート掲載」もオススメです。施主さんと職人さん・担当スタッフさんとの2ショット写真も掲載可能であれば。積極的に載せるべきでしょう。
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製造業 ホームページ制作時のポイント
製造業様は対応品目・加工内容や対応材質といった基本的な情報は勿論、最も閲覧数の高い「製品紹介」は特に力を入れるべきページです。
ホームページ掲載用に写真撮影を行う時は、その製品の特長や技術について、サイズ等の記載も必要です。そして、守秘契約の問題がなければ具体的に何に使われる部品かや用途の掲載も行いましょう。
他にも「多様な加工に対応している・二次加工にも対応可」「組み立て・梱包・出荷まで対応」「短納期 対応可能」等、アピールできる内容は進んで掲載を行った方が反響へと繋がります。
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医療機関サイトの掲載すべきコンテンツ
まずサイトへアクセスする患者さんが早めに得たい情報として、「診療科目・診療時間、予約電話番号、駐車場の有無等」があります。そのため、こういった内容はできるだけページを開いた上部へ目立つように配置することが大切です。
また、どのような先生が診療してくれるのだろう?といった点をクリアにするため、「ドクター紹介」として先生のお写真と簡単な経歴、ご挨拶、各種認定証の掲載も大切です。
同様にスタッフさんの紹介コンテンツもあった方が良いと考えます。
歯科医院様であれば、診療カレンダーや治療費用の掲載も有効です。設備面の紹介として、歯科用CTやレーザー機器、カウンセリングスペースに関する情報も載せていきましょう。
ただホームページを制作すれば、良い訳ではない
前項目まではホームページを作成した際のメリットを中心に載せてきましたが、こちらの項目ではそのメリットを最大限に発揮するために必要となる施策について、解説します。
サイト制作後の運用が大切
ホームページは間違いなく、「サイト制作後の運用段階が重要」となります。
いくら工数や費用をかけ、素晴らしいデザイン・内容のwebサイトを作成しても、それを多くの企業や人びとに閲覧されなければ全く意味がありません。
そして多くの人達に「ブックマーク登録」をしてもらい、定期的にサイトへアクセスしてもらうには適正な運用が必要です。一旦良質な内容でホームページ制作を行っても、いつまでも同じ掲載内容のままでは次第にサイトへ訪問するユーザーは減ります。
そのため、継続的に興味を持ってくれたユーザーに来てもらえるよう掲載情報のアップデートや追加を行う必要があります。定期的なサイト更新を行わないと、インターネットユーザーに興味を持ってもらえなくなるだけでなく、検索ランキングを決めるGoogleからのサイト評価も低下します。
サイト評価が落ちることで検索順位が次第に下がり、ランキングが低下することでホームページへ訪れるユーザー数が減り、「マイナスなスパイラル」となり、反響は落ち続けます。
そうならないようにするためにも、継続的なサイト更新と運用は欠かせません。
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SEO(検索エンジン最適化)対策を行うべき理由
制作したホームページを検索ランキングで上位表示されやすい状態にするための専門的な施策をSEO対策と呼びます。問題なく検索エンジンに自社サイトへと訪れてもらい、適正に評価してもらって、検索結果の上位へと出やすくします。
Googleがサイトの検索順位を決める際、「200以上のランキング要因・指標」で判断していると言われています。そして、こちらのSEO対策は内部対策と外部対策の大きく2つに分けられています。
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SEO内部対策と外部対策
内部対策にも色々とありますが、例えばホームページが構成されているHTMLソース内にGoogleへ分かりやすく、評価をされやすい検索キーワード・文面が適正に入っているか?が挙げられます。
他にも各ページ毎のカテゴライズや全TEXTに対するキーワード含有率の割合、h1・h2・h3といった「見出しタグ」へのキーワード挿入と、適正な設置なども考えなければなりません。
また外部対策は、Google検索エンジンから評価されているホームページからのリンク数や「リンクの張り方、リンクの質」なども大切です。
上記SEO内部対策と外部対策を行わずにサイト運用するのと、しないとでは長期的に更新・追加をした際、大きな差が出ます。
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より成果へ繋がる更新追加が重要/良質なコンテンツと良質な被リンク
ホームページ更新・追加もただ継続的に行えば良いわけではありません。薄い内容を高い頻度で追加し続けても、やらないよりはマシ程度で大きな効果はありません。
重要なのは更新・追加内容が、「良質なコンテンツであること」です。
具体的に良質コンテンツとは、そのサイト独自の専門性の高いコンテンツとなります。多くのインターネットユーザーが求める情報や役立つ内容は良質であると考えられます。
では、良質なコンテンツを考え、更新し続ければそれでユーザー・Googleから高い評価を得て、検索順位が著しく上昇するか?といえばそうではありません。
検索エンジンから高い評価を得るためには、「良質な被リンクの獲得」も大切で、他ホームページからのリンクも良質である必要があります。低品質な被リンクはランキング低下のリスクにもなりえます。なので、良質なコンテンツを量産しつつ、良質な被リンクも同時に得ることで検索優位性は高まります。
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訴求力のあるメイン画像・キャッチコピー等がコンバージョンを左右
SEO対策は制作したホームページを閲覧されやすくするために必要な施策です。しかし、折角多くのユーザーにサイトへアクセスされても、その後のお問い合わせやご依頼、物販サイトであれば購買へと繋げなければいけません。
多くのユーザーは最初にTOPページへアクセスをします。このホームページの顔となるTOPページに訴求力がなければ、下層ページへアクセスしたり、その後の最終成果へ繋がる見積もりフォームなどのページへ誘導することはできません。
そのため、まずサイトを開いて最初に目にとまる「TOPページのメインビジュアル・メイン画像」が魅力的であることと、分かりやすいキャッチコピー・説明文についても、よく検討しなければなりません。
ページを開いて3秒以内、2スクロールから3スクロール以内にユーザーに分かりやすいコンテンツがあるか?他サービスとの分かりやすい差別化のポイントが載っているか?も考慮すべき点です。
ホームページアクセス分析と改善
デザイン性が高く訴求力の高いホームページ作成を行い、SEO対策で多数のユーザーにサイトへ訪れてもらえれば、それで終わりではありません。
その後、どのページの離脱率が高いか?や滞在時間が極端に短いページなどを分析し、問題のあるコンテンツを改善することで、さらに成果の上がるホームページとなります。
また、月間検索数の多いキーワードを把握し、その検索キーワードに関する新たなページを制作するのも効果的です。反響が無いホームページもこの「構築→運営→分析→改善→再構築」の繰り返しを行うことで、次第に大きな反響へとつながっていきます。
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無料ホームページ制作サービスのメリット・デメリット
数年前よりJimdoやBASEといった、様々な無料ホームページ作成サービスがあります。こういったサービスでサイト作成を行うのと、専門のホームページ制作会社へ依頼をするのと迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
無料ホームページ制作サービスの利点
無料サービスの利点はやはり「制作費用がかからない」点ですが、他にも「自分の好きなデザインテンプレートを選んで作成できる」「制作会社へ依頼するより、早期に作ることができる」「修正や変更等を自分ですぐに反映できる」といったメリットもあります。
頑張れば、1時間程度でサイト公開をすることも可能です。
無料ホームページ制作サービスのデメリット
一番のデメリットは「制作する手間」ではないでしょうか。
ホームページ制作会社へ依頼すると、「会社の強み」を引き出してくれたり、キャッチコピーや文面等もある程度作ってくれたりと様々なサポートがあり、自分で制作するのと比べて楽です。
しかし無料サービスの場合、写真から掲載内容まですべてを自身で用意する必要があります。
また、普段からPCをよく使い、新たなPC操作にも抵抗のない方は問題ありませんが、サイトを制作する時にそのサービス独自の管理画面へ入り、操作や機能を覚えなければなりません。
他にも「細かなデザイン調整やレイアウト調整が不可」であったり、多くのサービスがテンプレートを使用しており、人気のあるデザインテンプレートは多数のホームページが使用するため、「インターネット上に自身のサイトと似たような見た目のホームページが多くある」といったケースもあります。さらに最悪の場合、無料サービスのため、突然サービス提供が終了し、ホームページが使えなくなる・見えなくなるリスクもあります。
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ホームページ作成講座を受講し、制作するメリット
ホームページを制作する手段の一つとして、「ホームページ作成講座」へ通い、サイト制作を行う方法があります。
講座を受講し作成するメリットは、まず専門講師から学ぶことで、サイト作成・運用者自身のリテラシーが高まります。そして、自分でホームページ作成を行っているため、長期的に多数のページ追加を行ってもサイト構成を把握できます。
どのページにどういったコンテンツがあるかをある程度認識しているので、SEO上マイナスとなる重複コンテンツの制作を防ぐこともできます。また自分で作成するので、ホームページ制作会社へと支払うコストが発生しません。
作成講座で学び、作成するデメリット
デザイン作成は何とかできるとして、問題なのはホームページとして各メニューをクリックし、飛べるようにするためのコーディング作業です。
ワードプレスやムーバブルタイプといったCMS(コンテンツマネージメントシステム)を活用しても、細かな変更・調整、凝ったサイトレイアウトにするにはやはりHTML、コーディングに関する知識が必要です。
ホームページ作成講座・書籍などで何とか一通り制作したものの、新たなコンテンツを追加したり、図等を掲載しようとした際、大きくページが崩れてしまうケースもあります。
こういったサイト作成時や更新時にトラブルが起きた時もインターネット等で調べ、試行錯誤し自分だけで解決しなければなりません。
反響あるホームページ制作に、webライティングは必須
前項目でも少し述べましたが現在、反響ある・成果を上げるホームページ制作運営には「良質なコンテンツが必須」です。そして、そのwebサイト独自の良質コンテンツを作るには間違いなく、サイトを管理運用するwebマスターのライティング能力が重要となります。
これからは多くのサイト訪問者へと伝わる、分かりやすい文章で、「自身の考え」や「独自の調査結果」等をホームページ・ブログへ載せていく必要があります。
FacebookなどのSNSでも、多くの人々を魅了する文章力は必要な能力と考えます。この文章力を磨くには、やはり日々文章を書き続けて慣れ、それを見返しより伝わりやすい内容へ改善していく作業が大切です。
ライティング能力が高ければ、ユーザーに支持される文面を多く執筆することができ、より有効なキャッチコピー・解説文・コメントの記載も可能です。
他のサイトと比較した際の優位性・明確な差は「文章力」で決まると言えます。
優れたビジュアル、サイトデザインはホームページ制作会社へ依頼をすれば、容易に作ることができる時代となっています。しかし、掲載内容の質はサイト運営者によって差が出ます。
外部のライターさんに依頼をした文面では多くのユーザーを引きつける運用として限界があり、Googleからのサイト評価を上げる用途としても適切ではありません。
そのため、優れた文章を継続的に書き続けることができるスキルを身につけられるか、どうかで制作したホームページの反響が大きく変わってくるでしょう。
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ホームページ制作メリットを得るには、制作会社選びも重要
新たに独自webサイトを作る際、多くの会社・店舗は専門のホームページ制作会社へ依頼をします。その際、「どの制作会社へ委託するのか?」が重要なのは言うまでもありません。
東京には1,000以上のホームページを作る企業やフリーランスの方がいます。その中からどの業者へ依頼をするのが良いか、迷われると思います。
そして、ホームページ制作会社にも会社ごとに得意分野があります。web制作のみに対応している会社もあれば、その後の運営管理へ力を入れている企業、そしてSEO対策のみを行う所、動画制作・スマートフォンサイト制作へ注力をしている所と様々です。
今回の「ホームページ制作のメリット」記事内でも触れましたが、ただ綺麗なwebサイトを作るだけでは反響には繋がりません。
サイトアップ後、いかに自社のターゲットが検索するであろうメインキーワードで上位表示され、その上で「他のサイトと差別化されており、訴求力が高く、サービスや会社の強みが明確化されたホームページ」である必要があります。
それには継続的なサイト更新と「運営・分析・改善フェーズ」が特に大切です。ホームページを作って公開をすることが目的ではなく、いかにそこからお問い合わせや依頼・購買といった「最終成果へと繋げていくか?」を目的とし、その成果がゴールであるべきです。
サイトを作るのがゴールではなく、サイトが完成してからがスタートと考え、そこからインターネット上に多数あるwebサイトとの差別化を行い、「勝ち続けること」を意識し運用しなければ反響は落ちていきます。
まずは現在の同業サイトへ勝ち、そこからその勝利を継続していくため、手を抜くことなくホームページを継続的にアップデートしていくことを目的とした業者選びが大切です。
綺麗なホームページを作ることができる制作会社は山のようにあります。ですが、作ったホームページから新規売上・反響へと繋げていける業者は多くはないと考えます。(15800)
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【今回の記事の執筆者】
株式会社エグゼクティブクリエイション
代表取締役:稲垣恵介
1981年2月生まれ。名古屋市千種区で学生時代の殆どを過ごす。幼少期より絵が好きで高校時代 美術部に入り、毎月のように美術コンクールで表彰されたのが自慢。
大学は父の影響でPCやプログラミングについて学びたいと、当時数少なかったIT系の学部 情報社会政策学部(愛知学院大学)へ入りPCやインターネットの基礎知識を学ぶ。
大学を卒業後、新卒でIT /web制作系 上場企業へ入社。名古屋支店にて営業職、カスタマーサポート職を経験しマネージャーへと昇格。その後、東京本社で副部長へ昇格。名古屋支店のMGR職も兼任し、2年間 毎週東京本社と名古屋支店とを往復。
そして全国300名以上の医療専門事業部で部長職へと昇格、組織運営を行う。予算策定からメディア広告の立案まで多様な知識を得る。
2010年 大手企業のWEB制作経験のあるクリエイター(小中学の同級生)と共に、東京台東区の浅草橋で株式会社エグゼクティブクリエイションを設立。「業界TOPクラスのSEO対策」と「最終成果を重視したホームページ制作運営サービス」を主軸に、2300以上のwebサイトを手がける。
ホームページ制作・WEB集客のプロフェッショナル。
得意なこと:WEBデザイン/SEO対策/PCサポート。ストイックに何かに取り組むこと 例:2ヶ月で30k以上の減量 苦手なこと:早食い、睡眠不足 一言:WEB集客の駆け込み寺でありたい
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