ホームページ公開後に行う検索対策について、今回はチェックポイント4となります。
SEO対策には内部対策と外部対策とがありますが今日は「外部対策」として、WEBサイトへの外部リンクの追加に関し、解説をいたします。
外部リンクとはどのようなものか?
「外部リンク」という言葉を聞いたことがない方はピンとこないかと思いますが、言葉の通り、自社ホームページ以外のWEBサイトやBlog(外部のページ)等から張られたリンクのことです。
外部リンクの例として分かりやすく、多いのが「お気に入り」です。
ホームページなどを見ていると、お気に入りページを度々見かけると思います。そして、お気に入りページには「他のサイトの紹介」として、サイト名・URLが記載をされており、クリックするとそのホームページへ行くことができます。
これが「外部リンク」です。「被リンク」とも呼ばれます。
自分のホームページ以外のWEBサイト内で紹介をされ、リンクを貼られることで「被リンク」が付き、Google等 検索エンジンからのサイト評価が上がります。
被リンクとは「ホームページの人気投票制度」みたいなもので、他のWEBサイトやブログ、ポータルサイト等で紹介をされ(被リンク)が付くと「1票、票が入る」イメージです。そして票が追加されていくと、検索ランキング上で上位へと表示されやすくなります。
ホームページへの外部リンク(被リンク)でも、リンクの質がとても重要
では、何でもかんでも自社ホームページへの票(被リンク)を集めれば、サイト評価が上がるのか?と言うと実はそうではないのです。
以前、5年ほど前までは確かに多くの情報サイトへ登録をしたり、他のホームページと相互リンクを貼ることで検索順位が上昇していました。また、SEO対策専門の会社へ依頼し、費用を払い多数の外部リンクを集めることでランキング上位表示を目指すことができました。
しかし、Googleの検索順位を決める理論(アルゴリズム)がアップデートされ、通用しなくなりました。現在、上記のような対策は逆にペナルティーとなり、検索結果から排除されたり、大きく検索順位を落す要因となるようになったのです。
ですが、全ての外部リンクを評価しなくなったのではなく、「適正な外部リンク」のみを評価するように変わりました。
では、Google検索エンジンに「評価される外部リンク=良質な被リンク」とは何か?をご説明します。以下のようなホームページ・サイトからの被リンクが評価をされます。
・良質なコンテンツ(そのサイト独自で、希少性の高い内容)があるWEBサイト
・継続的にサイト更新を行っているWEBサイトやブログ等(放置されていないサイト)
・良質な外部リンクを多数得ているサイト
・アクセス数が多いサイト・人気のあるサイト(有名サイト)
・発リンクが少ないサイト(多くのサイトへ外部リンクを貼っていないサイト)
・長期的に運営されているサイト(ドメイン経過年数が長い)
などといったサイトからの被リンクが非常に有効です。
「良質なコンテンツ」に関しましては、前回のWEBクリエイターブログ内で詳しく解説をいたしました。
リンク基のサイトが「継続的 更新を行っていること」はやはり重要です。
検索エンジンがWEBサイトの評価を行う際、情報が定期的にちゃんと新しくなっているかや新たな情報が追加されているかは基サイトでも同じことが言えます。
自社サイトへのリンクを貼ってくれる基サイトがGoogleから評価をされていなければ、例え外部リンクをもらっても、そのリンクの質は低いとみなされ、効果も低くなります。
「良質な外部リンクを得ていること」こちらも自社サイトの評価項目と同様に、質の高いリンクを集めているかは基サイトも重視されます。また、少し内容はかぶりますが「アクセスが高い、人気サイトかどうか」は分かりやすい基準と言えます。
面白い情報やためになる情報(=良質なコンテンツ)があり、多くのインターネットユーザーが訪れるサイトは勿論 検索エンジンからの評価が高く、そういったサイトからの被リンクは高い評価を得ます。
そして、多くのWEBマスター(サイト管理者)が忘れがちなのが「被リンク基サイトの発リンク数」です。
いくらGoogleから高い評価をされているWEBサイトからのリンクでも、非常に多数、1000本の中の1本のリンクではやはり評価は低くなります。そのため高い評価をされているサイトからで、しかも「発リンクが少ないうちの1本」であればかなりリンク評価は高いでしょう。
最後に「運営年数が長いサイトであること」です。
最近できたばかりのホームページと、長年運用されており情報の信頼度も高いWEBサイトであれば後者の方が優位性が高いと考えます。
ちなみに外部リンクについて、よくお客様からいただくご質問が「Facebookやツイッターからの被リンクはどうか?」です。
残念ながら、SNSからのリンクには「ノーフォローというタグ」がソースに書かれており、外部リンクとして有効ではありません。
しかし、SEO上の直接的な評価に繋がらなくともホームページへの「アクセスルートが増える」ため、全く無効と考えない方がよいかもしれません。WEBサイトの閲覧数(アクセス数)の増加は大切です。
自社ホームページへの外部リンク(被リンク)を集める時の注意点
外部リンクを集める際、注意点があります。こちらを意識せずに行うと、逆にサイト評価を下げるリスクがあるため、シッカリと注意する必要があります。
それは、「少しずつ外部リンクを増やすこと」です。一気に自社サイトへのリンクを集めてしまうと、Google検索エンジンから「故意に、外部リンクを集めている」と分かり順位を低下させます。
あくまでもナチュラルに外部リンクが増えているように、対策を行うのが効果的です。
リンク基の業種も非常に重要
また、「同業種からの被リンクを集めること」も有効です。
例えばホームページ制作会社であれば、他のホームページ制作会社からの外部リンクは評価が高くなります。しかし同業種からのリンクも、全てが同業種でない方が良いと考えます。先ほどの例で言うと100サイトからの被リンクがあり、全てがホームページ制作会社からの被リンクの状態というのは不自然です。
そのため、全て同業種にするのではなく、多くの被リンクの内の割合として「同業種からの被リンクが多い状態」なのが有効と考えます。
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