ホームページ制作や検索エンジン最適化(SEO)について、よくいただくご質問とその回答についてのご紹介です。
今回は「同じキーワードでも、検索をする場所で検索結果は異なるか?」といったご質問です。
これはSEOについて関心の高いお客様から実際にいただいたご質問で、定期的にこちらに近いご質問をいくつかいただきます。
例えば"歯医者"というキーワードで検索した際、「東京で調べた時」と「大阪で調べた時」とでは検索結果は大きく異なります。
東京で調べた時は検索結果に東京にある歯科医院のホームページが上位へと表示されます。同様に大阪で調べた際は大阪の歯科医院サイトが表示されます。
これはGoogleの"ベニスアップデート(ヴェニスアップデート)"と呼ばれるアルゴリズムが影響しています。
ベニスアップデート(ヴェニスアップデート)とはどういったアルゴリズムか?
このベニスアップデートはGoogleが「より検索ユーザーの利便性を高めるために」追加したアルゴリズムで、検索をするユーザーが現在いる地域を検索結果へと反映させることによって、よりスピーディに、より便利に必要な情報を検索ユーザーに得られるようにしています。
Googleは年々、ローカルエリア検索の検索結果を最適化する傾向にあり、その一環として2014年末から2015年の頭にこちらのアップデートは導入されました。
このベニスアップデートが導入された結果、ユーザーの位置情報からより近い店舗や会社等が上位へと表示されるようになりました。
この理論に基づくと、同一キーワードでも東京で検索した時と大阪で検索した時と異なるサイトが上位に出るのは当然と言えます。
何故なら東京で「歯医者」と調べた際、大阪や名古屋といった別地域の歯科医院サイトが表示されてもまず行ってみようとはならないでしょう。
(非常に有名な歯科医院や名医などであれば、遠方からも訪れることはありますが、こういったケース以外では訪問率は低くなります)
このベニスアップデートの理論は、特に地域と関連性の高い"単体キーワード"で検索をした時に大きく影響します。
「美容院」や「居酒屋」「レストラン」「エステティックサロン」「幼稚園」「病院」等のキーワード単体で検索した際、上位へ表示されるホームページは検索エリアによって異なります。
ちなみに最初から「東京 美容院」や「東京 居酒屋」など検索キーワードと共に地域キーワードを入れて調べた時には、ベニスアップデートは反映されません。
「TV」や「パソコン」といった検索ユーザーのエリアと関係の無い検索も、検索結果には影響しません。このGoogleのアップデートによって、以前は複数の地域で上位表示をされていたホームページが一部のエリア以外で検索順位を落とし、大きなアクセス数の低下へと繋がりました。
では検索エンジンはどのように「ユーザーとホームページのエリア」を検索結果へと反映しているのか?
「検索ユーザーの現在地域や、運営ホームページの検索地域はどのように検索エンジンへと反映されているのか?」といったご質問もよくいただきます。
恐らくユーザーの検索地域は「ipアドレスやGPS」「これまでのユーザーの検索履歴」などから判断していると考えます。
インターネットに繋いでいるPCやスマートフォン端末にはipアドレスといった住所のような数値が付きます。そして、このipアドレスにはおおよそのエリア情報が含まれているのです。
またホームページの地域 判別に関しましては、そのサイト内に記載の住所や電話番号等の掲載情報を検索エンジンが拾い、検索結果へと反映している可能性が高いです。
そのため、地域情報が大きく関連するホームページ制作・運営を行う場合には特に位置情報の記載が重要なので「各ページ上部のヘッダーやサイドメニューへ住所・電話番号等の記載」を必ず行いましょう。
ページタイトル内やh1、h2、h3といったタイトルタグ内へ地域名を入れることも大切です。
例えば「東京台東区の歯医者 ○○歯科医院」や「名古屋市中区の美容院」などです。勿論、サイト内の店舗情報ページには住所の掲載とアクセスマップ(地図)も忘れずに載せましょう。
「Googleマイビジネス」の活用も有効です。
Googleマイビジネスは、サイトの店舗情報や位置情報をGoogleアカウントに紐づく管理画面内で「Googleマップ、Google+等」によって、管理することができます。
こちらの管理画面上で、Googleへ正確に店舗の位置情報を認識してもらえるよう整備するのも有効です。Googleマイビジネスをまだ使用していないサイトは今後ぜひ活用しましょう。無料で使用できます。
「パーソナライゼーション」も検索結果へと大きな影響を与えます。
ベニスアップデートの影響と共によく挙げられるのが"パーソナライゼーション"で、頻繁にアクセスをするホームページが検索結果の上位へと表示される機能です。
これによって、普段自分が使用しているPCで検索した際、よく見ている自社ホームページが上位表示されていたのにある日、他のPCや漫画喫茶などで検索をしたら1ページに無かったり、下位に表示され、驚いたといったお話をお聞きします。
この現象は普段使っている検索がパーソナライズドされていることによって、起こります。
こちらを回避するにはGoogleクローム等ブラウザの「シークレットモード」を使い、これまでの検索履歴が検索結果へと影響しないようにする必要があります。
もしくは自社サイトの正確な検索順位を調べる際は、検索順位をチェックする専用ツールを活用するのも良いでしょう。(検索順位チェックツールは新たなものができ、その後無くなり、また別の新たなツールがリリースされることが多いので注意)
エグゼクティブクリエイションホームページ制作チーム
10年以上のホームページ制作キャリアを持つプロ集団。 これまでに2,300件以上のサイト制作を行ってきた経験と専門知識に基づく、効果的で適正なサイト運用について掲載しております。多くのサイト運営者の方へ役立つ、分かりやすい記事を執筆致します。
------------------------------------------------------
東京でホームページ制作なら、
エグゼクティブクリエイションへ!
エグゼクティブクリエイションへ!
---------------------------------------------------------------
◇ ホームページ制作に関するお問い合わせ
ご相談はこちらまで
TEL: 03-5839-2512
ご相談はこちらまで
TEL: 03-5839-2512
FAX: 03-5839-2513