ホームページ制作後、サイトをより多くの方に閲覧いただくため、検索エンジンへの効果的な対策は必須と言えます。そのSEO（検索エンジン最適化）を行う際、「良質なコンテンツ」と「良質な被リンク」は非常に重要な要素です。
今回はお客様よりよくいただくご質問の1つで"自社ホームページの業種と全く関係の無いサイトからの被リンクは有効なのか？"ついて、お答えします。
まず最初に言えるのが、「制作したホームページの掲載内容が良ければ、自然に多くのホームページからの被リンクが張られる」ということです。
インターネットユーザーは数あるホームページの中で「特に掲載内容が優れているサイトや記事」を自身で運営しているホームページ・ブログ内で紹介をしてくれて、その際にそのサイトからの「被リンク」をいただけます。
そしてインターネットユーザーは、必ずしも自社サイトと同業種の方や同業種のホームページを運営しているとは限りません。
例えば、歯周病・虫歯のケアに関する役立つ良い内容が載っている歯科医院さんのホームページをユーザーが見つけ、自分の運営ホームページやブログ上で紹介をする際、そのユーザーは歯科医院に関係のある職業の方ではなく、むしろ他業種である可能性が高いでしょう。
このように考えると、Googleが評価する「自然に張られる被リンク」は必ずしも同業種であるとは限りません。
同業種のホームページから被リンクを受けることは、確かに評価の高いサイトとして上位へ上がりやすくなるのは分かりますが、だからと言って同業種の被リンクばかりなのも逆にサイトの在りかたとして不自然ではないでしょうか。良質な内容であれば、業種を問わず様々なホームページ・ブログなどからリンクが張られる可能性は高いです。
以上のことから、「制作した自社ホームページの業種とは異なるサイトからの被リンクも有効」と言えます。
ちなみに被リンクとしてホームページやブログ以外に最近多いFacebookが挙げられますが、残念ながらFacebookからのリンクは検索エンジンが見た際、被リンクとしてみなされません。
Facebookからホームページへのリンクが張られることは、直接的なSEO効果はなくとも、一時的に多くのユーザーにサイトを閲覧してもらえる可能性が高まるので「一つのホームページへの良いアクセスルート」として考えた方が良いでしょう。
また、リンクについて同様にいただくご質問として、"他ホームページとの相互リンクの効果はどうか？"がよくあります。
4、5年前は質にかかわらず、多数の被リンクや相互リンクによって、ある程度上位へ上がる検索優位性がありました。しかし現在では質の低い被リンクの効果は低く、むしろマイナスになる場合もあります。Googleからペナルティを受け、サイトの検索順位が大きく低下してしまうリスクもあります。
相互リンクに関しましては以前のような高い検索効果はありませんが、ある程度の優位性はあります。
そして「被リンク基のホームページ」自体が良質な被リンクを受けているか、独自コンテンツを持っているか、発信リンク数が多すぎないかなどの要因が重要となります。
リンクを張ってくれるサイト自体が良質なコンテンツ（掲載内容）がなく、更新もあまりされていない、被リンクも無いようなサイトであれば、効果は低くなります。
また被リンク基サイトからのリンク数も「100本のうちの1本か、5本のうちの1本か」で変わってきます。そのため、良質なホームページからの少ないリンクを獲得することが有効と言えます。
くり返しますが現在、ホームページ制作後の「定期的な良質コンテンツの更新」、「良質な被リンクの獲得」は検索上位表示・反響アップに必須です。こちら以外にも検索エンジンがサイトを評価するポイントは多岐にわたりありますが、ウエイトとして圧倒的に高いのが上記2点となります。
継続的にサイト訪問者の満足度の高いコンテンツを追加すると共に、自然なリンク・良質なリンクを増やしていくことで、上位へと表示されやすくなります。
自社ホームページの検索順位を確認する際、ホームページ制作業者やSEO業者は専門サイト・専用ツールで調べますが、こういったツールを使用せず、最もお手軽なのは直接Google、Yahoo！等 検索エンジンで検索することです。
弊社ホームページサービスのお客様も多くが、直接検索エンジンを使用し確認されています。その際、注意すべきなのは普段よく使用しているPC・スマートフォン等端末で、普通にブラウザより検索すると「本来の検索順位と異なる表示がされる」可能性があるということです。
Googleの「パーソナライズ検索」といった機能により、ユーザーのこれまでの検索履歴・興味を基に、検索結果がカスタマイズされます。これによって、よく調べるキーワードで検索をした時、他のブラウザや端末では本来2ページ目なのに、自分には1ページ目へ表示されることがよくあります。
このパーソナライズ検索機能に左右されることなく、本来の検索順位を確認したい時には「Googleのシークレットモード」で調べることをお勧めします。Googleクロームブラウザで簡単に使用できます。
本来このパーソナライズ検索は、インターネットユーザーの利便性を高めるためにある機能ですが、サイト運営者として、自社ホームページの検索順位を定期的にチェックする時には注意すべき機能です。
エグゼクティブクリエイションホームページ制作チーム
10年以上のホームページ制作・運営キャリアを持つプロ集団。 これまでに2,300件以上のサイト制作を行ってきた経験と専門知識に基づく、効果的で適正な制作運用について掲載しております。多くのサイト担当者の方へ役立つ、分かりやすい記事を執筆致します。
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