今回のDirector Blogではタイトルの通り「制作ホームページのデザイン面の改善を行えば、新規お問い合わせ数が増加するはず!」といった方向性が必ずしも正解ではないといった内容について、450以上のサイト制作運営を行ってきたプロが解説します。
HPの反応が無い場合、真っ先に「デザインや見た目が良くなので、お問い合わせが無いのでは?」とつい考えがちですが、デザインを変えた事で大幅に問い合わせが増えたといったケースは実はそんなに多くありません。勿論、デザイン変更によってCVRが変化することはありますが、それよりもアクセス導線や掲載コンテンツの工夫、見出し/キャッチコピーの改善により成果率が一気に向上した事例の方が多いのが実際です。
デザイン面の改善よりも先に取り組むべき3つの施策に関してご紹介します。Webマスターの方は是非今後の参考にご覧下さい。
ホームページデザインの改善よりも効果的な3つの対策
月間ページビューが数十万単位のwebサイトの場合、サイトカラー変更やメイン画像の工夫などによって、コンバージョン率が高まるケースは存在します。しかし月々のアクセスが数百や数千程度のホームページの場合、”デザイン面の変更を行うよりも先に見直すべきPOINT”があります。
1:制作ホームページのアクセス導線を改善する
どれだけTOPページデザインやサイト全体のカラーリングの見直しを行ったとしても、そもそも作ったホームページが数人、数十名にしか閲覧されていないようであれば、改善による効果を期待することはできません。
そのため、最初にできるだけ多くのターゲットユーザーへ自サイトを知ってもらうことが重要です。
早期に閲覧数を高めたい場合、当ホームページでもよくご紹介しているPPC等のインターネット広告を活用します。他にも長期的且つ費用対効果の高い、SEOによるオーガニック検索での上位対策、メールマガジンやInstagram、TwitterといったSNSを使った施策、Youtube経由のアクセスルートの確立など様々な方法を検討するのをお勧めします。
”どの媒体/手段を選定するか?”は自社サービスの業界特性やターゲットユーザーの年齢層、ライフスタイル等を加味して考えることが大切です。そして、その際 一気に複数の媒体へ取り組んだり、クロスメディアな施策を行うのではなく、一つ一つを段階的に実施した方が良いでしょう。
何故なら多数の媒体/方法へ一気に取り組むという事は、それだけ労力や期待値が分散するということです。本来 集中的にしっかりと取り組めば高い成果を得られたのが、中途半端な取り組みで終わってしまい「取り組んだ複数の媒体どれもが成果へ繋がらなかった…」といった事例が多々あるからです。
一つの施策を適切にやり切ることで、その方法が思うような成果に繋がらなかった場合は「この方法は自社サービスやターゲットユーザーに対し、効果的ではないな」といった点が明確になり、高い効果があったならば「今後 サテライトサイトといった別ホームページを制作する際、同じように取り組むべきだ」といったことが分かります。自社の業界にとって、有効な手段を知ることはweb展開を行う上で重要です。
有効な媒体・施策に関するノウハウを活かす
弊社では10年以上、3,000近くのホームページ制作運用によって、”この業種の場合、あの広告媒体が有効!”といった成功パターンがある程度 分かっています。
同業種、他地域で有効であったweb戦略を実行することで、手探りで行うよりもはるかに効率的に展開することができます。こちらは豊富な経験実績があるからこその弊社の大きな強みと言えます。
机上で時間をかけ、あれやこれやと考えて戦略を打つよりも、実際の取り組み結果に基づく対策の方が有効なのは間違いありません。
業界ごとの特性や勝ちパターンを1回の成功で終わらせるのではなく、それをデータベース化した上で、新たな取り組みを行うごとに今後へ活かす流れを意識しています。プロのホームページ制作会社として、1社でも多くのクライアントの成果を上げるため、必要な動きであると考えます。
2:ターゲットユーザーへ響くコンテンツを増やす
「コンテンツSEO」や「コンテンツマーケティング」といった言葉をよく耳にするように、近年インターネットユーザーも検索エンジンもサイト内の掲載コンテンツを重視しています。
TOPへ訪れたユーザーがその見た目に魅力を感じ、サイト内を回遊する際、読み応えのある内容や得たい情報がなかったり、中身の無いコンテンツが並んでいる場合、それほど時間を置かずに離脱してしまうのは言うまでもありません。
自社ホームページへ訪問したユーザーへ自社サービスや強みを深く知ってもらい、肝心のお問い合わせを獲得するための過程として良質なコンテンツが必要となります。また多くの良質コンテンツを制作ホームページ内に保持することで、それぞれのコンテンツが検索対象となり、複数の検索キーワードからのアクセスルートが設けられます。
このように、良質コンテンツをライティングしサイト上へ載せるメリットはとても大きいため、デザイン面の強化よりも先に取り組むべき内容と考えます。
3:HPタイトル、キャッチコピーはユーザーにささるか?
特にオーガニック検索経由でアクセスを得る場合、ホームページタイトルが魅力的かどうか?をユーザー目線で十分検討しなければなりません。検索結果上にズラッと並んだHPタイトルの中で、検索ユーザーが「クリックしたい」「ページ内容を一度見てみたい!」と思わせられるようなタイトルがベストです。
同様にページへ来たユーザーの目に留まりやすい、メイン画像掲載のキャッチコピーも大切です。「本当に1行、2行程度の文面が変わるだけで成果率が変化するの?」と思われるかもしれませんが、医療機関・建設業・製造業の複数のホームページへA/Bテストを行った結果、優れたタイトルやコピーは大きな成果をもたらすことが分かっています。
勿論、印象的なキャッチコピーのみで、そのコピーに伴わない内容ではCVは変わりませんが、威力のあるキャッチコピーとそれに関連する具体的な根拠や理由付けが記載されていることで、滞在時間とメールフォームへの記入率が明確に変わってきます。
上記ご紹介をした3つの施策以外にも、期間限定キャンペーンの実施や無料成功事例集のプレゼントなど有効な方法はあります。
ホームページの成果が上がらない時にありがちなのが、TOPデザインの見た目を色々と変更し状況が変わらないので2、3ヵ月後にまた別の見せ方へ変えるといったパターンですが、この流れで高い成果へ繋がる例は稀です。そういった稀なケースへ期待するよりも、成果率の高い改善へ取り組む方がかける努力と工数が活かされるため、今回のBlog記事をご紹介しました。
「制作したホームページを反響あるものにしたい!」といった折角の想いを叶えるためにも、弊社ではどういった施策がより有効なのか?について日夜、研究をしています。
【今回の記事の執筆者】
カスタマーサポート部/チームリーダー webディレクター:渡邉 真帆
建設業/製造業を中心に300以上のホームページ制作の経験を積む。ディレクション時、クライアントから「事業の強み/差別化のPOINT」を引き出すことが得意。
日々IT・PCに関するリテラシー向上に努め、Webのことは勿論、お客様の多様なお困りごとを解決。エグゼクティブクリエイションの中でも特に顧客満足度の高いディレクター。
社内では癒し系なものの、クライアントとの打ち合わせ時のキリッと具合は別人のよう。
得意なこと:アクティブリスニングと笑顔 苦手なこと:料理と口喧嘩
---------------------------------------------------------------
成果率の高いホームページ制作運用なら
東京のエグゼクティブクリエイションへ!
---------------------------------------------------------------
◇Web制作/運営管理に関するご相談はこちら
TEL: 03-5839-2512
FAX: 03-5839-2513
≫ホームページ制作 のエグゼクティブクリエイションTOP