「Web集客」を目的としたホームページ制作、Webサイト経由で新規依頼や見積り依頼等を得たい場合、押さえるべき重要ポイントがあります。
実はこちらの重要POINTをおさえていれば、業種・会社規模を問わず、高い確率で成果が上がります。
ただ、そのPOINTを軽視し制作をしてしまうとその後、懸命に頑張って運営しても成果はなかなか上がりません。そのため、特に新規HP制作時は「正しいやり方で制作・運用すること」を意識しなければなりません。
押さえるべきいくつかのPOINTの中でも特に大切なのが”デザインよりも分かりやすさと訴求力を重視すること”です。こちらについて、詳しく解説したいと思います。
web集客重視のHP制作時 重要POINT
ユーザーに分かりやすく訴求力あるTOPデザインを制作する
まずweb集客をしていく上で重要なのが「TOPページ」ですが、その際、カッコイイデザインやお洒落なデザイン制作に重きを置き過ぎる事へ注意しましょう。
イメージ的に、ホームページは本でいうと表紙みたいなもので、書店で膨大な書籍がある中で表紙が良くなければ手に取って読んでもらえることはありません。そのため、弊社ではよくディレクション時にクライアントへ「TOPページは本の表紙のように非常に重要です」とご説明しています。
ところが「ホームページTOP」と「本の表紙」とでは大きく異なる点もあります。それは、本は表紙デザインがとにかく魅力的/お洒落でお客さんの目を引けば手に取ってもらえますが、ホームページの場合はデザインがとても良くお洒落なだけでは下層まで見てもらったり、ましては実際のお問い合わせへと繋がることはありません。
ホームページTOPは本の表紙と違い、デザインの良さよりも大切なことが2つあります。
『1つ:ユーザーに分かりやすいこと』『2つ:訴求力があること』です。商品やサービスがどういったものか?が分かりやすく、ターゲットユーザーにとって魅力的にうつることです。
TOPデザインを重要視し過ぎてしまい、上記2点がおろそかになってしまうケースが度々あります。なので、本気でweb集客を目的としたホームページ制作を進める場合、発注者であるお客様へ「まずはビジュアルが優れていることよりも、内容が分かりやすくユーザーにとって魅力的なTOPに仕上がるよう進めましょう」とご説明しています。
弊社クライアントの実例を1つご紹介したいと思います。
以前、埼玉県で店舗向け看板製作を行っている2つの会社様より、1ヶ月違いで新規ホームページ制作のご依頼をいただきました。
業務内容はほぼ同じで、会社の場所は隣町なので30キロほど離れていますが近い場所です。
Aの会社様は「とにかく新規開業に伴う看板製作や最近依頼として増えているLED看板への変更等、新規問い合わせをほしい!」とご要望いただき、ターゲットユーザーへの分かりやすさと訴求力を重視し、明るくポップ目なホームページ制作を行いました。
そして1ヶ月後にご依頼いただきましたBの会社様は「15年以上この仕事をしていて既存取引先からの仕事で手一杯なので、お洒落で見た目重視のホームページをお願いします」とご依頼いただき、高級ホテルや高級外車メーカーのデザインに近いビジュアルでお作りし、大変ご満足をいただけました。
サイト公開から半年後、どちらのHPもSEO対策を行っていたので「地域名+看板製作」で1P上位へ表示されるようになり、月間アクセス数も500を越えました。
しかしHP経由の問い合わせ数/コンバージョンに大きな違いがあり、分かりやすさと訴求力重視で制作したAのサイトは15件ほどお問い合わせがありましたが、デザイン重視のBサイトは1件もありませんでした。
BサイトはHP経由の新規依頼を求めておらず、取引先に見てもらうことを目的としたサイト制作のため問題ありませんが、制作ホームページ経由でコンバージョンを得たい場合は大きな問題です。勿論、デザインが綺麗で魅力的なページデザインは大切ですが、あまり重視し過ぎてしまうとそれが要因で「ユーザーから見た分かりやすさ」「訴求力」の面が疎かになってしまうリスクがあるので注意しましょう。
上記に付随し、もう一つ気を付けた方が良いPOINTが”文字サイズ”です。
Webデザインを行う時、全体的な文字サイズを小さめにした方がスタイリッシュで今時なデザインになるため、数年前と比べ文字サイズは小さめになってきている傾向にあります。
ですが、多くのユーザーはページ最上部から中段・下段まで上から順に5、6秒で読み飛ばすように閲覧をします。その際、文字サイズが小さいと目に入りはするものの、内容は読まれません。
そのため、特にコンテンツタイトルやキャッチコピーは読み飛ばすように閲覧をしても、ある程度内容が分かるように大き目サイズで視認性の高い見せ方をしましょう。
HPデザインが良くてもCVが無ければ意味が無い
「以前に他社で300万円以上かけて大満足のホームページを作ったものの、公開から1年経っても全く反響がありません…」といったご相談をよくいただきます。
実はこのようなケースは意外と多く、そのWebサイトを見てみるとどれも見た目は素晴らしくスタイリッシュでお洒落に仕上がっており、クライアントのニーズを存分に反映した優れたページです。
しかし既に認知度の高い会社で有名商品を取り扱っていたり、ブランディング目的のホームページであれば問題ないかもしれませんが、制作サイトを多くのターゲットユーザーに見てもらい、そこから新規問い合わせ等 集客へ繋げたいならば正解ではありません。
このような場合、サイト訪問者は「綺麗なサイトで凝っているな」だけで終わってしまう可能性があります。そうではなく、「〇〇のサービス内容は良いな。費用は少し想定よりも高めだけど、信頼できそうな会社だから一度詳しく話を聞いてみたい」と思ってもらい、実際に問い合わせメール・TEL等のアクションを起こしてもらう必要があります。
それには「サービス/商品の強み」「費用面や保証面」「会社として信頼してもらえるためのコンテンツ」掲載が必須です。他社サービスと比べ明確な強みがあることを伝え、そのサービス費用と共にもしトラブルがあった時の対応面等を見てもらうことで、ターゲットユーザーは安心します。
そして最後に、そのサービスを提供している会社の情報やクチコミ・お客様の感想を見て「この会社であれば間違いないだろう」とまで思ってもらえて、初めて具体的な行動をします。
そのため、これらの内容を分かりやすくハッキリ伝えることが重要です。
【今回の記事の執筆者】
カスタマーサポート部/チームリーダー webディレクター:渡邉 真帆
建設業/製造業を中心に300以上のホームページ制作の経験を積む。ディレクション時、クライアントから「事業の強み/差別化のPOINT」を引き出すことが得意。
日々IT・PCに関するリテラシー向上に努め、Webのことは勿論、お客様の多様なお困りごとを解決。エグゼクティブクリエイションの中でも特に顧客満足度の高いディレクター。
社内では癒し系なものの、クライアントとの打ち合わせ時のキリッと具合は別人のよう。
得意なこと:アクティブリスニングと笑顔 苦手なこと:料理と口喧嘩
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