「一般的に一度ホームページを制作したら、どれぐらいでリニューアルしますか?」といったご質問をよくいただきます。
3年ほどでフルリニューアルする場合もあれば「5年に一度のペースでリニューアルを行っている」又は「10年以上使い続けています」といった会社様まで様々です。弊社クライアントで最も多いのは”5年に1度のリニューアル”です。
では、どういった内容を基準にリニューアルを検討するのか?というと”今のサイトデザインが古く感じる””スマートフォンに対応したサイトにしたい””ページ横幅が狭く感じる””初期制作時と現在の業務内容が大きく変わっている”等の理由が挙がります。そして実は「長く使えるホームページを作りたい!」といったご要望を元に時間が長く過ぎても、使い続けることができる制作も可能です。
本日のディレクターBlogでは”長く使えるホームページを制作するPOINT”について、詳しく解説いたします。
長く使用可能なホームページ制作を行う3つのポイント
POINT1:サイト制作時に最新の制作方法で行う
ホームページの制作方法は時間と共に、新たな技術が生まれることで変化し続けています。以前はHTMLによる手書きコーディングだったのが、ホームページビルダーといった専門ソフトによる制作が主流となり、そのソフトウェア自体もDream Weaverというソフトのシェアが大きく拡大。
その後、Movable TypeといったCMSでの制作がメインに変わり、さらにフリーで使用可能なWordPressへと移り変わっています。現在はWordPressによる制作がメインとなっていますが、WordPressにはプラグインといった機能があり、多様なプラグインを入れることで発注者の様々なニーズへ容易に対応できたり、簡単にユーザビリティ面を改善することができます。
プラグインも年々新たなものがインターネット上で配布され、数年まで専門のシステム会社へ依頼しなければ実現できなかった機能が無料で追加できるような場合もあります。
そして多くの場合、新たなweb制作手法・新たなプラグイン・システムは従来のデメリットをカバーし、より優れたものになっています。このような理由で5年前に作られたホームページと最新のホームページとでは大きく使い勝手や価値が異なります。そのため、5年先も10年先も使えるようなホームページを作りたい場合は”その時点で最新の技術で制作すること”をお勧めします。
初期制作を行う際、例えば「最近モバイルに対応したホームページが増え始めている。ただ、全体の5%程度とまだ少ない…」といった場合、多少制作費が上がっても迷わずモバイル対応で制作を行うべきです。
その当時、以前はまだ主流でなかったとしても、ご存知の通り今やモバイル対応のホームページ制作は必須です。このように新たな技術について、迷ったらできるだけ取り入れた方が良いでしょう。
他にも”FLASHからjQueryへの移行”もあります。
以前はwebサイトに対し、動的表現を取り入れる場合、FLASHにて制作をするのが当たり前でした。しかし、現在FLASHはサポートが終了となっており、jQueryがメインになっています。こういった技術情報はインターネットで調べるとすぐに知ることができため、ご自身である程度の知識を得るか、制作を依頼するweb会社へ確認をしましょう。
制作会社へ「今回作るホームページをできるだけ長く使いたいです」と伝えると、このような面も加味し制作してもらえると思います。
POINT2:端末/画面サイズにより、横幅を可変させる
レスポンシブデザインのように訪問者の使用端末・画面サイズによって、横幅やレイアウトが変化する制作を行う事がとても重要です。
現在はレスポンシブでの制作が増えていますが以前はその概念が無く、パソコンで見ると見た目が良いものの、モバイルで閲覧すると小さく縮小され見づらかったり、非常にアップで表示される…といったケースがありました。そのため、PC用のサイトとモバイルで閲覧した時に最適なサイトと、2タイプのデータを作成していました。
また、PC用のホームページも年々デスクトップモニターの横幅が広がっていることにより、新しいモニターで昔作られたページを開くと左右に大きな空白ができてしまう…といった問題もあります。これを考慮し、新たにweb制作を行う時やリニューアルを行う際は、主流サイズよりも少し大きめサイズで制作を行っていました。
こういった問題を解決するのがレスポンシブWebデザインです。サイト訪問者のブラウザウィンドウのサイズへマッチするよう、レイアウトや表示横幅を都度 最適化させるので、複数データを作る工数が軽減され、ユーザーもストレスなく快適にサイトを見ることができます。
POINT3:普遍的なデザインでホームページ制作を行う
ホームページのデザインも、車やお洋服などと同様に流行りがあります。インターネットの世界はリアルの世界よりも更に変化が早く、技術は勿論、デザインや広告表現も新たなものへと年々移り変わります。
そして、劇的に広まった斬新な表現は特に廃るのも早いです。当時は見た瞬間「素晴らしくお洒落!」と感じたデザインも数年経過し、見てみると何だか古くさい…といったことがよくあります。
これを踏まえ、現在一気に広まりつつある新たなデザインは避け、昔から変わらず、長く時間が過ぎてもセンスの良さを感じるような普遍的デザインで制作することが大切です。
中でもTOPページデザインの見せ方には、特に注意する必要があります。ユーザーが最初に訪れることの多いTOPページデザインに古さや違和感を感じてしまうと、中身のページを閲覧するモチベーションが下がり、離脱してしまう可能性があるからです。
Webデザインは、何年経っても変わらない良さを感じる表現が存在します。
そのためPOINT1と2同様、ホームページをweb制作会社へ依頼する際「数年経っても、できるだけ古くささを感じないようなデザイン」「普遍的に良いとされるデザイン」で依頼をすると共に、奇抜なデザイン/斬新なデザイン表現は避けた方が無難です。
【今回の記事の執筆者】
カスタマーサポート部/チームリーダー webディレクター:渡邉 真帆
建設業/製造業を中心に300以上のホームページ制作の経験を積む。ディレクション時、クライアントから「事業の強み/差別化のPOINT」を引き出すことが得意。
日々IT・PCに関するリテラシー向上に努め、Webのことは勿論、お客様の多様なお困りごとを解決。エグゼクティブクリエイションの中でも特に顧客満足度の高いディレクター。
社内では癒し系なものの、クライアントとの打ち合わせ時のキリッと具合は別人のよう。
得意なこと:アクティブリスニングと笑顔 苦手なこと:料理と口喧嘩
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