ホームページ制作時や運営時に取り組むべき内容/POINTについて、これまで何度かご紹介をしてきましたが、逆に「やるべきではないこと」について今回は記載します。
特に初めてWebサイトを作る場合、知らず知らずの内にタブーとされていることをやってしまうケースが意外とあります。
制作時の初回ディレクション時も「それは〇〇といった理由で、行うべきではないと考えます」などのご説明を度々します。本日は特に避けるべき7つのNGについて、何故それが好ましくないか?の理由と共に詳しく解説します。
ホームページ制作時、やるべきではない7つのNG
NG1:同業他社のコンテンツをコピーする
年々、Google検索エンジンはホームページに対し、独自コンテンツ(オリジナル原稿)を重要視する傾向にあります。そのため、以前はテンプレート原稿を活用して制作を行うといったケースもありましたが、現在は可能な限り、お客様に文面を書いていただいたり、書いていただいた簡易文章を膨らませて正式原稿にした上、それを掲載しています。
ディレクション時に「自社の業務内容や強み、サービスの差別化面で重視されている点、取り組んでいる内容」についてヒアリングしたり、原稿ライティングをクライアントへ依頼した際、「●●の会社はうちと同じような仕事をしていて、あの会社のホームページに書いてあるから、その内容でうちのホームページにも載せておいてください」等のご要望をいただきます。
しかし、これは他社コンテンツを盗むことになり、後に大きなトラブルの原因となります。また検索エンジンも明確に他ホームページの内容を盗用するのは禁止しています。そのため、同業他社ホームページに載っているコンテンツを一部参考に確認して、原稿を書くのはまだ良いですが、完全にコピーし使うのはNGです。あくまでも自社HPへ載せる原稿はオリジナルで考え、執筆をすべきです。
サイト制作時の原稿ラィティングは慣れないことで大変なので、ついつい考えがちな事ではありますが、やめましょう。
NG2:他ホームページの写真を流用する
こちらもついついやりがちですが、他webサイトに掲載されている画像を無断使用するのはアウトです。
ネット上の画像は簡単操作で容易にコピーすることができますが、簡単にできるからといって、それをホームページ制作の際、使用するのはNGです。
例えば、製造業の会社でホームページを制作時、「この商品は知り合いの●●君の所の製品と同じだから、●●君のホームページを見てもらって、それを載せておいてください」に近いお話をよくお聞きします。
確かに自社製品を撮影用に用意し、綺麗な状態へ整えて撮るのは手間かもしれませんが、例え全く同じ商品で他ホームページ上に綺麗な画像があったとしても、自社用に改めて撮影を必ず行いましょう。
NG3:多くの内容を画像形式で載せてしまう
検索エンジンの進化により、以前よりも画像内の内容を認識できるようになりつつありますが、それでもできるだけ文章は画像形式ではなく、Textで掲載をしましょう。
ホームページへ載せた際の見た目を良くするため、タイトル部分等をPhotoshopで画像文字にして掲載する方法がありますが、できれば見た目に優れたWebフォント等を使い、textとして認識されるよう掲載した方が良いでしょう。
また画像を載せる際は、画像に対しalt属性(代替text)を記述し、画像に対する説明を加えた方がベターです。
NG4:HPを開いた瞬間に動画が自動再生する等、いきなり音が出る
ホームページへアクセスするユーザーは、必ずしも自宅にいるとは限りません。電車の中でネットサーフィンをしたり、会社で閲覧する人も勿論います。そういった状況を考慮し、ホームページを開いて突然音が流れるような仕様は避けるべきです。
特に動画ファイルをサイト内へ設置している場合、注意しましょう。Youtubeも自動再生で動画をホームページ内へ設置した際、最初は音声が流れない仕様に変更されているぐらいです。また、昔流行った”ホームページを開いている時、バックミュージックが流れるようにする”仕様も同様の理由で避けるべきでしょう。
NG5:各ページ毎に異なるデザインにする
多くのホームページがTOPデザインがあり、そのデザイン/雰囲気を引き継ぎ下層ページデザインも制作します。サイトによっては、トップから下層へ移動した際、メニュー位置やサイズ・仕様が少し変化したり、メイン画像が無くなるor縦幅が縮まる等、一部変化をするものの、基本的には同じデザインであることが殆どです。
これにはちゃんと理由があります。TOPと下層のビジュアルに統一感を持たせることで、サイト訪問者を戸惑わせないようにする等が挙げられます。もしTOPデザインと下層デザインが全く違ったり、ページ毎に全然違うビジュアルにしてしまうと初めて訪れたユーザーは、ページを移動した瞬間「アレッ!他のサイトへ移っちゃったのかな…」と慌てて、前のページへ戻ったり、サイト上から離脱してしまうといったリスクがあります。
そのため、もし各ページ毎に少し見た目を変えたいといった場合は、基本的なレイアウトや枠組み・雰囲気・構成は変えず、各ページ上部にあるメインビジュアルの内容を異なる写真にする等をお勧めします。そうすることで”同じホームページ内の別ページへ移動したこと”がユーザーへ分かりやすくなります。
NG6:いきなりビックキーワードでの上位表示を狙う
新規集客を目的としたホームページ制作時に「会社が全国対応しているから、東京都内とか地域を絞らず、全国各地で調べられ上位ランクしたい」といったご要望をよくいただきます。
勿論、これは不可能ではありませんが、サイトを作ったばかりの状態でまだ検索エンジンからの評価が低く、ネットユーザーからも全く認知されていない状態で、全国キーワードでのSEO対策は、はやいと考えます。勿論、HTMLソース内へのキーワードの記述等、設定や対策自体を行うこと自体はできますが、結果として全く検索結果の上位へ表れないようであればコンバージョンに至りません。
まずは本社のある東京や大阪、名古屋等で対策を行い、継続的にサイト評価が向上する運営及び検索対策を続けて「東京+提供サービス名」等で1ページ目上位へランクできるようになった後、地域を絞らない全国キーワードで対策をした方が成果は上がります。
ホームページを制作する前から、既に会社の名前や商品自体が広く知れ渡っている場合、会社名や固有名詞で検索され、多くのユーザーが訪れることが想定されるため、地域を絞ったキーワード設定は必要ありませんが、このような場合を除き、最初はまずエリアを絞った対策を行うべきです。
NG7:過剰な動的コンテンツの設置
制作ホームページに対し、動的表現を加えることで一気に凝った印象になり、どんどん何らかの仕掛けを加えたくなります。しかし、ホームページに対するモーションは「一部目立たせたい部分」や「ファーストインプレッションを良くする目的でメインビジュアルへ加える」程度に抑えるのが良く、多様し過ぎると、凝った印象というよりは雑多なイメージや人によっては邪魔に感じさせてしまうリスクがあります。
また、動的プログラムは静的コンテンツよりも読み込みに時間を要するため、ページ全体の表示速度にも影響を与えます。入れ過ぎると、そもそも折角ユーザーが訪れても、なかなかページ内容が表示されず、離脱してしまうこともあるので注意が必要です。
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