新たにwebサイトを作成する際、使用する写真の質により、出来が大きく変わります。
では「写真撮影時にどういった点に配慮すれば良いのか」を今回解説したいと思います。また業種によっても撮影内容は大きく異なり、建設業であれば現場の施工写真、製造業の場合は製品写真や設備、医療機関は主に建物の外観・内装などになります。
そのため、今日のDirector Blogでは各業種別にそれぞれのPOINTをお伝えします!
【写真撮影系】ホームページ制作の出来へ影響を与える写真撮影
画素数・解像度について
まず大前提として、撮影時に使用する機器へ気を配る必要があります。勿論、最新式の専門的な一眼レフカメラで撮影するに越したことはないですが、必ずしも一流のデジタルカメラで撮影しなければ良い写真が撮れない訳ではありません。
ここでいう使用する機器に気を付けるとは、ホームページへのアップ時にボケない程度の画素数/解像度が大切ということです。これが低すぎるとwebサイトへ載せた際、画像がギザギザに見えたり、少しぼやけているように見えてしまいます。特にTOPページのメイン画像部分や下層ページのメインビジュアルは、目立つように大きなサイズで作成することが多いので、解像度へ気をつかわなければなりません。
デジタルカメラでもかなり古いタイプで、そもそもの画素数が低いとどんなに撮影時に気を使い良い写真を撮ってもホームぺージへ掲載した時に画像が荒れていては台無しです。
ただ、だからといって大型ポスターを印刷するほどの5000万画素以上の高画素も、Web制作時にはあまり必要ありません。何故ならホームページは”ページ読み込み速度・表示速度も重要”なため、ファイルサイズが大き過ぎる場合、画質を下げて掲載を行うからです。
撮影ミスをカバーできるよう複数枚 撮影するのがオススメ
よくあるのがデジカメの小さな画面で確認した時には問題なかったのに、ホームぺージ作成時にいざ使用しようとPCへ入れてみたら実はボケていた…というケースです。こういった不備を防ぐためにも、できるだけ1シュチエーション/1アングルでも複数枚撮りましょう。
特に重要な場面の撮影時は念入りに多く撮影した方がミスをカバーできます。撮り直し可能な写真であれば何とかなりますが、その瞬間にしか撮れない場合は「連射で撮ること」をオススメします。
ホームページへ使用 建設業の写真撮影時POINT
建設業/リフォーム会社様HP用の写真を撮る場合、施工現場の進捗や施工完了後の様子を主に撮影しますが、いくつかPOINTがあります。多くの場合、施工前・中・後と比較形式でHPへ載せます。その方がユーザーに対し分かりやすいため、特に施工中/施工後を撮る時にアングルを統一させることが大切です。
そのため、最初の施工前の撮影時にどの場所でどれぐらいの高さ/アングルで撮ったかをメモしたり、何か分かりやすい目印を付けておくと良いでしょう。そうでなければ、少し大変ですが施工前の写真と見比べながらできるだけ同じアングルになるようにします。
よく建設業のクライアントから「元請けさんや施主さんへの報告資料用に写真を撮っているんだけど、それではダメなの?」とご質問いただきます。
無いよりはコチラの提出資料用の写真でもあった方が良いですが、できれば別で撮った方が良く、その際は現場状況を書いた黒板のない状態で撮りましょう。でないと、HP掲載用に黒板内の不必要な情報を専門ソフトで消さなければならず、黒板が無い方が現場の様子がユーザーによく分かります。
そして現場に関する情報や解説コメントは、写真の下へ別でtext形式にて記載した方がSEO的にも有効です。
製造業 撮影時に気を付けるべき内容
ホームページ作成用として写真撮影を行う際、「所有設備紹介」としてマシニング等の加工機器を撮りますがこちらもおさえるべき点があります。製造業のwebサイトを見るとカナリの確率で設備全体が写るように引きで写真を撮っています。
それだけではなく、できれば実際に機器を稼働させて切削を行っている様子や切削機器の削る先端部分のアップ写真等もあわせて載せた方が良いホームページへ仕上がります。
特にサイト訪問者へ見てもらいたい機器・新しい設備は加工時の様子を動画で撮影し、デジカメ画像と共に動画でも閲覧できるようにした方がより良くなります。
他にも設備写真を撮る際のポイントとして「暗くないか?光量は足りているか?」も重要で、工場内部が暗い時には撮影用のライトを置いて撮らないと、折角の新しい機器も新しくピカピカに見えない可能性があります。また機器に削りカスが多く付いている場合は拭き取ってから、撮影を行いましょう。
普段の様子として見慣れているからか、がっつりと削りカスが設備に付いている状態でホームページへ載ってしまっているのをよく見かけます。
製品写真に関しても同様に製品全体が見える写真だけでなく、上部や側面、特に難易度の高い加工をした部分等もアップで撮影することをお勧めします。精密な製品を撮影する時は接写モードにし、ピンボケのないよう気を付けて撮らなければなりません。そして製品のみで撮ると、大きさが全く分からないので横に定規を置いた状態で撮るのがお勧めです。
医療機関ホームぺージ用 撮影時のチェックポイント
医療機関は症例やスタッフさんの写真をHPへ載せる場合と載せない場合とがありますが、医院外観、内装の写真はやはり必須となります。
これから初めて来院する患者さんへ医院の様子を知ってもらうために重要で、もし建物を建てた時やリニューアル工事をした後にプロカメラマンが撮ってくれた写真があるなら、それを使用するのが良く、出来たばかりの綺麗な外観、院内をHPへ掲載できます。
そしてプロの場合、内装をできるだけ広く見せられるようフィッシュアイレンズ(魚眼レンズ)も使って撮ってもらえる、夜のシュチュエーションも撮影してもらえる等、やはり写真のクオリティが違います。プロへ依頼し撮影するのでない場合は下記POINTをチェックしましょう。
外観の撮影を行う際は、天気が良く逆光にならない場所から撮りましょう。そして医院建物のみを写すのではなく、もう少し引いて周りの様子も入ったバージョンも撮った方が良く、後からどちらを載せた方が良いかを選別することができるようにします。案外、少し周辺も入っていた方が良い写真になる場合があります。
内装撮影時はやはり綺麗に広く見えた方が良いため、余分な物は予めどけた状態でできるだけ引きで、下から天井へと見上げるように撮ったり、三脚に上り上部から院内を撮影すると見た目よく撮ることができます。また医療機関は明るく、清潔感のあるビジュアルであることが大切なため、自然な光が入るよう昼間にカーテンを開けて充分明るい状態で撮影をしましょう。
受付テーブルや待合ソファー、床等が汚れていたら清掃した後に撮るのが基本です。清潔感のない写真を撮るのは避けなければなりません。医療機関はやはり”清潔感”を重視し撮ることがポイントです。
このように一概にホームページ用写真といっても、撮影を行う職種により重視すべき点が変わってきます。プロカメラマンへ依頼する場合も、撮影前のヒアリング時に上記ポイントを念のため話しておくと良いでしょう。(3015)
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